内容説明
好きで結婚したはずなのに、なぜ夫婦仲は悪くなってしまうのか。その理由は、コミュニケーションのとり方、物事のとらえ方、育てられ方が男性と女性では大きく違うから。それに育った家庭環境の違いも影響します。心理学と豊富なカウンセリング経験をもとに、夫婦関係を改善、維持する秘訣をやさしく解説。
目次
第1章 すれ違いは結婚前から始まっている(夫はわかっていない;未婚女性の声 ほか)
第2章 なぜ夫は妻の話を聞かないのか(「話を聞かない」は最大の不満;夫が関心を向けていない ほか)
第3章 夫と妻の違いはどこで生じるのか(男性は「要件のみ」;なぜ「業務連絡」だけなのか ほか)
第4章 夫婦仲が子どもの人生を変える(夫婦仲の悪さが子どもに与える影響;夫婦ゲンカは児童虐待 ほか)
第5章 夫婦仲を改善する4つのステップ(食事を一緒に食べる;「ありがとう」と「ごめんなさい」を増やす ほか)
著者等紹介
山脇由貴子[ヤマワキユキコ]
1969年、東京都生まれ。横浜市立大学心理学専攻。大学卒業後、東京都に心理職として入都。都内の児童相談所に心理の専門家として19年間勤務。現在は家族問題カウンセラーとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
125
夫のLINEは業務連絡のように要件だけを伝える。女性は感情重視で、孤独に弱い。男性は解決重視で、自分のライフスタイルを大きく変えることを望まない。その理由は「男性も女性も、結婚した後、自分の母親との関係を再現しようとしている」からという説明に納得。息子は母親がいつもしていた家事を妻がしても当たり前と思い、娘は母親とのコミュニケーションを家庭に入ると夫に求める。夫婦仲を改善させるには1食事を一緒に食べる2ありがとう、ごめんなさいを増やす3一緒にできることを増やす4夫婦の課題を話し合う。今更ながら意識したい。2023/04/19
GAKU
45
題名に惹かれて読んだが、LINEだけの話ではなく夫婦間のコミュニケーションに関する内容。女性側からの主張ばかり。夫婦なのだからお互いに歩み寄るスタンスが必要なのでは。内容が云々ではなく文体が私には合わず、途中から斜め読み。2020/11/19
謙信公
14
本書は夫婦仲が悪くなる原因が妻と夫のどちらにあるのかではなく、ギャップがどこから生じるのかを解明していくというもの。大切なのは相手ができないことを理解し、自分の思い通りにならないことに耐える力を強化するという点。できない理由は、コミュニケーションのとり方、物事の捉え方、特性などの男女での違い、育ってきた環境もある。と言いつつ、「夫婦仲を改善する4つのステップ」など、「男が女に合わせろ」論を強く感じる。相手にかける「ありがとう」「ごめんね」「今日もお疲れさま」という一言、そして笑顔、これはたしかに大事かな。2022/07/21
夜明けのランナー
12
自分(夫)にも当てはまる言動がバシバシ出てくる。自分では仲は悪くないと思ってるけど、妻はどう考えてるかわからない。夫婦仲は子どもにも影響を与えるというのもどこか納得できる。『してやってる』精神より感謝や何気ないことばが平和を保つのだろうな。しかし、なぜこの本を手に取ったのかは定かではないけど。2021/05/12
めるみ
8
夫婦仲を良くしたい人、男女を理解したい人には一読をおすすめします。 女性は感情を重視。男性は解決を重視。つまり女性には共感を男性には解決策を取り入れた会話をしよう! 女性には気にかけること。男性には放っておくこと。が相手を思いやる方法であり、快適に過ごす術。 女性は気持ちを察してよ!男性は言われなきゃ分からないよ! お互いがその特徴を理解していれば衝突は起きない。 女性は決めるまでのプロセスを重視。男性は最短で正解・解決に辿り着けるかを重視。 形容詞をたくさん使う会話を心がける!! 2021/07/31