文春新書<br> 感染症の日本史

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文春新書
感染症の日本史

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166612796
  • NDC分類 493.8
  • Cコード C0295

内容説明

歴史上、最も多くの命を奪ってきた脅威がパンデミックだ。新型コロナウイルスのワクチン、治療薬も確立していない今、歴史を見つめ直す必要がある。一級の歴史家が、平安の史書、江戸の随筆、百年前の政治家や文豪の日記などから、新たな視点で日本人の知恵に光をあてる。

目次

第1章 人類史上最大の脅威
第2章 日本史のなかの感染症―世界一の「衛生観念」のルーツ
第3章 江戸のパンデミックを読み解く
第4章 はしかが歴史を動かした
第5章 感染の波は何度も襲来する―スペイン風邪百年目の教訓
第6章 患者史のすすめ―京都女学生の「感染日記」
第7章 皇室も宰相も襲われた
第8章 文学者たちのスペイン風邪
第9章 歴史人口学は「命」の学問―わが師・速水融のことども

著者等紹介

磯田道史[イソダミチフミ]
1970年岡山県生まれ。国際日本文化研究センター准教授。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とん大西

135
麻疹、天然痘、今はコロナ…。有名無名問わず、人類は感染症の脅威にさらされてきたというのがあらためてわかります。ただ恐怖に直面してきたかというと話しは別。近代以前の衛生観念や医療の考え方が未熟であった故正しく畏れることがなかったとも言える(幸か不幸か)。それにしても上杉鷹山は立派です。米沢藩で痘瘡が流行った時、医療と行政機能を両立しようとした領民ファーストの施政は感嘆もの。侍ファーストの江戸中期なので、その時の評価もあるにはあるでしょう。が、200年を経た今、その矜持こそ手本とすべきモデルでしょうね。2021/02/18

あきぽん

104
文系は虚学だという人もいるけど、人は何かに対処する時経験の引き出しを参考にするのだから、歴史は実学だと思う。本書は古代から日本人がどう疫病に対処してきたかを患者視点も含めて多面的に捉える。磯田さんが高校生の時から自分がやりたいことがはっきりしていたのはすごい。2021/06/04

64
20年9月発行。コロナ第2波の頃。当時は世界的に見れば日本の感染は抑えられていた頃で本書にも「ファクターX」の言葉が見える■『銃・病原菌・鉄』下巻には、ニューギニア人がユーラシアの病原菌にやられていないのは古くからそれらの病原菌にさらされていて抵抗力を持っていたからとの記述がある。日本も古くから大陸経由の感染症にさらされてきたが、ウイルスは変異が速い■本領発揮は第三章から。江戸時代の医療の水準の高さ。感染症に対する意識は高い■大正時代のスペイン風邪への対応から学べること■磯田氏と速水融先生との出会いが素敵2022/12/20

なっぱaaua

63
感染症対策を歴史に照らし合わせたらどうなってるのって話。えっ、全然変わってないじゃない。コロナ禍の中、分からない時にやる事はまずは3密回避。特に江戸自体やスペイン風邪の時にどう人は動いたかに焦点が当たっています。人間って何て歴史に学んでいないんだと思わせること、情報化社会は嘘だったのかと思う位、今の対策が世界を含めて残念な事が分かってしまう。江戸時代から給付金あったよ。自粛要請と給付はセットだよ。この第3波も予想されていたのに、何だかなだよ。医療現場の自己犠牲に頼るパンデミック対策に見えるよ。~続く~2021/01/20

yamatoshiuruhashi

58
先日「日本史を暴く」を読んだ折、著者が「○○についてはこの本に書いたので記さない」という記述が多く気になった。そこで示された本の一冊。2020年9月の刊行。まさにCOVID-19の感染拡大、一時緩めたために再拡大という時期の本である。第一次大戦後のスペイン風邪のみならず日本史上の記録として残る感染症をわかりやすく解説してくれる。ウィルスや細菌の発見以前であっても、効果的な対策として手洗い、うがいなどの消毒や隔離が行われていたこと、常に対策は試行錯誤であることなど興味深い。2023/02/11

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