内容説明
「女と男」は人類の最大の関心事ともいえる。この永遠のテーマが最新のサイエンスによって解明されつつある。野心的なタブーへの挑戦のなかから、意外かつ誰でも楽しんで読める最前線の研究を紹介。果たして女と男の戦略のちがいとは―。
目次
はじめに 性の基本は女、オスは「寄生虫」
男と女の欲望はなぜすれちがうのか?
ナンパが証明した男女のちがい
同性愛者が教えてくれる男女の性戦略
「性器が反応しても興奮しない」不思議
男と女はちがう人生を体験している
男は52秒にいちど性的なことを考える
恋愛はドラッグの禁断症状と同じ?
「痴女」はほんとうに存在するのか?
ロマンス小説の読者が“欲情”する男性像〔ほか〕
著者等紹介
橘玲[タチバナアキラ]
1959年生まれ。作家。2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
114
わ~、これはこれはなんとも悩ましいというか興味深いというかwww。研究結果を基に述べられている箇所がとても興味深いです。論文とか出てるんですかね?もしそうであればオリジナルを是非とも閲覧してみたいです。2024/04/04
海月
75
前半は面白く後半失速気味な感じに…。進化の過程で男と女は違うプログラムで動いていた感じかな。ソフトウェアが違えば同じことするにも動作だったり考えが違うみたいなもので結構なるほどねと思うところあり。橘さんの書き方は毎回読み手を引き込むのが上手いなと思う。2023/04/10
k5
68
正直そんなにおもしろくはなかった。ホンマでっかTV見た感じなので、読んで損したとまでは思わないが、時間とお金の投資に見合うかは微妙。書く側からしたら、小説よりこっちが効率がよいのかと思うと悲しくなるけれど。2020/10/02
ふみあき
64
男性のテストステロン(性欲に関係するホルモン)は最大で女性の100倍だとか、刑務所で男性受刑者の半数が鶏姦を経験してるとか、平均的なゲイの経験人数について、100人超えが70%以上という奔放さとか(レズビアンでは2%強)の調査結果を見ると、男女の性の圧倒的非対称性が改めて分かる。性差を生物学的な知見から説明するのは、本質主義として左派は嫌うだろうが、事実を無視して社会のあり方を構想するのは不合理。フェティシズムが思春期の性的刺激に生涯拘束されるとかは、子育て中の親としては子どものネット環境に不安を覚える。2022/09/14
佐治駿河
42
橘さんの著書の内容は毎回驚くことばかりです。これまでの試験データを用いて説明してくださるので、納得しかありません。その上で本書では一部の事柄では男女の違いについてもこれまで何となく正しいと思っていたことが何のエビデンスも無く曖昧なこともある事も示してくれました。【父親の10人に1人は知らずに他人の子を育てている】【女は身体が感じても脳は感じない】【男は競争する性、女は選択する性】このような事柄が気になる方は一読をおすすめします。2024/07/16
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