出版社内容情報
お金のトリセツから、仕事の極意、認知症の笑い飛ばし方まで――「笑点」最年長の木久扇師匠が贈る、驚きと感動の生き方指南本!
内容説明
前例にとらわれず、直感にしたがって動いてきた木久扇師匠が贈る、初の人生指南本!
目次
第1章 生きるということ
第2章 「まずは動け」の仕事術
第3章 家族・子育てについて
第4章 お金のトリセツ
第5章 人間について―忘れがたき人
第6章 笑う大往生
著者等紹介
林家木久扇[ハヤシヤキクオウ]
1937(昭和12)年、東京日本橋生まれ。落語家、漫画家。56年、都立中野工業高等学校卒業後、漫画家・清水崑へ弟子入り。60年、三代目桂三木助に入門。翌年、三木助没後に八代目林家正蔵門下へ移り、芸名林家木久蔵となる。69年、日本テレビ『笑点』のレギュラーメンバーとなる。82年、横山やすしらと「全国ラーメン党」を結成。92年、落語協会理事に就任。2007年、林家木久扇・二代目木久蔵の親子ダブル襲名を行う。10年、落語協会の理事職を退き、相談役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gtn
26
全般に金に執着しているようにみえるが、それを人との付き合い方や価値的に生きるコツに昇華しており、頷けるアドバイスも多い。年の功だろう。2021/06/06
Nazolove
18
笑点ファンとして(笑)、購入した作品。 木久ちゃんのなんて中身軽いんじゃねーなんて思ってたら、意外に元気付けられた作品であった。 やっぱりバカは表の顔で裏ではめちゃくちゃ考えてる方なんだな、と思わず推しを変えてしまいたくなった(笑)(永遠の腹黒師匠派であったが。) まさか知らない間に80にもなってたとは改めて時の流れに驚いてしまった。 自らのいまわのきわすらも笑いに変えてしまいそうな師匠、苦しまずにどうかピンコロでお亡くなりになってほしいななんて思った(笑)(師匠失礼しました)2020/06/03
nishiyan
11
「笑点」でお馴染みであり、今年で高座生活60周年を迎えた林家木久扇師匠の人生論。「人生」、「仕事」、「家族・子育て」、「お金」と場面で活かせる言葉が詰まっている。第5章「人間について」では木久扇師匠がエノケンを筆頭に一時代を築いたスターとの交流が語られ、一つ一つの出会いが師匠を形作っているのがよくわかる。それにしても八代目林家正蔵師匠との逸話は何度読んでも笑わされる。正蔵師匠のお金の使い方というのは興味深い。それが縁で木久扇師匠が正蔵門下に入るのだから面白い。お金との不思議な縁を感じる師匠である。2020/06/13
Inzaghico (Etsuko Oshita)
9
古い人だし(御年83歳!)、時代錯誤的なところはなきにしもあらずだし、相当自慢も入るけれど、さすが一流の噺家と思わせるところも多々ある。「動物的な触覚を鈍らさない」「”抜け駆け”が勝ち」などなど。生きていてこそナンボなのである。最近、周囲から言われて強く納得したことがあるのだが、「お参りではあれもこれもと頼まない」。まずは感謝を述べてから、お願いごとは強く願うものをひとつだけ。2020/05/22
じんべえざめ
7
○【書評】クタクタになるまで1日を充実させればいい。人生は広げたまま終わらせていい。心に沁みる言葉たち。2020/10/03