出版社内容情報
天皇と世襲を根本から捉えなおす意欲作! 『天皇はなぜ万世一系なのか』に女性天皇、上皇、令和の新章を追加した増補決定版。
内容説明
将軍よりも執権よりも「家長」が強かった鎌倉幕府。上皇が複数いたら誰が一番偉いのか?実力で抜擢すると貴族の人事は荒れる?日本史の出世と人事をつぶさに見ていくと、そこには意外な法則が!人気歴史学者が解き明かす「この国の権力のかたち」。
目次
第1章 天皇と上皇はどちらが偉いのか
第2章 貴族の人事と「家格」
第3章 僧侶の世界の世襲と実力
第4章 貴族に求められた「才能」とは?
第5章 才能か徳行か家柄か
第6章 武士の技能と家の継承
第7章 日本の権力をざっくり見ると
第8章 明治維新と万世一系の天皇の登場
第9章 女性天皇について日本史から考える
補論 令和という年号への違和感
著者等紹介
本郷和人[ホンゴウカズト]
1960年東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。東京大学・同大学院で石井進氏、五味文彦氏に師事し、日本中世史を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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