出版社内容情報
プーチンも魅了された秋田犬はいまや世界で大ブーム。DNAがオオカミに最も近く、忠誠心に優れた「孤高の日本犬」の魅力に迫る。
内容説明
凄とした佇まい、「忠犬ハチ公」に象徴される主人に忠実な性質…そんな秋田犬が今世界中で大人気となっている。その一方、日本では存亡の危機に瀕する。世界的にも珍しいDNAを持つ「孤高の日本犬」の謎に迫る。
目次
はじめに 孤高の日本犬―プーチンから聖女までが虜に
第1章 秋田犬はなぜ世界中で人気なのか?―日本的な凛々しさの魅力
第2章 秋田犬はどこから来たか―史実を読み解き、科学で迫る
第3章 忠犬ハチ公の誕生―空前絶後のスター秋田犬、その生と死
第4章 秋田犬の危機―世界での隆盛、日本での衰退
あとがき 「日本の宝」に魅せられて
著者等紹介
宮沢輝夫[ミヤザワテルオ]
読売新聞東京本社生活部記者。1972年、東京生まれ。昆虫少年かつ文学少年として育ち、愛媛大学在学中の95年、小説『ハチの巣とり名人』で第7回舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞。山形支局などを経て、東京本社・環境ルネサンス取材班で連載「いきものファイル」を担当。秋田支局では秋田県政キャップを務めながら、秋田犬やハチ公の記事を書き続け、秋田犬の復興を呼びかけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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紗窓ともえ
6
ハチ公の話に興味あって購入。父が大向小学校卒業の90歳(同級生には三島由紀夫の妹さん、美津子さんもいらっしゃったそう)。実際にハチ公に焼鳥をあげた人なのです。屋台でも「ハチ公来てるぞ」と皆さんの人気者で焼鳥を分けていたとか。なので父は焼鳥派です。2018/01/29
ハルマル
5
秋田犬の教科書。愛犬家たちのドラマが誠実。一方、闘犬化、戦時中の国賊扱い、間引き……人間って勝手だな。でも狼のDNAを濃く受け継ぐ秋田犬たちは、人間が地球とどう暮らすかを投げかけてくれる、尊さがある。2018/10/28
カエル氏
2
秋田犬は良い犬だよ!って事だけでなく、今後の現実的な課題も書いてある。長毛の話は、外野の犬好きからすると単純に長毛でも短毛でもいいじゃん!って思ってしまうけれど…。2020/05/26
スプリント
2
前半は秋田犬にまつわる話で後半は渋谷のハチ公の話です。プーチンに贈られた秋田犬ユメやヘレン・ケラーが秋田犬を気に入った話など印象に残る話も多かったです。2018/01/27
やま
1
長毛の秋田犬の問題には考えさせられた。犬に限らずペットについてどうこう言える立場ではないのは自覚しているが、それでも長毛の秋田犬とその愛好家への感情的な反応には抵抗を感じた。また、ハチ公が渋谷駅に来続けたのは、ハチ公が渋谷駅周辺をテリトリーとしていたためとの説は説得力があった。2018/02/07
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