出版社内容情報
7割の日本人が使っているスマホ。便利さの陰には、SNSいじめ、ゲーム依存、子守やしつけまでアプリに委ねる超管理社会があった!10代のスマホ普及率は9割を超え、シニアでも約半数が活用するスマートフォン。
圧倒的な便利さから「手放せない」人が多いのではないでしょうか。しかし、その裏には、「手放せない」のにはたくさんの理由があることが、綿密な取材から明らかになりました。
■スマホに管理される子育て
・母子手帳がアプリ化。子育ての相談はAIが24時間体制で応じてくれる
・アプリが授乳のタイミングをお知らせしてくれる。子育ての悩みは掲示板へ
・母親の目線を集めたい子供を描いた絵本『ママのスマホになりたい』がヒット
■がんじがらめの学生生活
・風呂の間も、寝るときも……すぐに返事をしなければならない「LINE」の恐怖
・グループから外されたらいじめがスタート
・「直接殴るのは怖いけど、LINEなら『死ね』って言えちゃう」手軽さ
■たこつぼ化するコミュニティ
・ソーシャルゲームの中だけでは「勇者」でいられるという孤独
・ゲームコミュニティーの居場所を維持するために課金を続ける人々
■いじらせ続ける、その秘訣
・動くモノを追いかけてしまう人間の心理
・トイレまでスマホを持っていく人の数とは?
廃人にならず、賢くスマホと付き合う方法とは何か? スマホの論点が分かる一冊!
◆◆目次◆◆
◆第1章 子育ての異変
授乳アプリに管理される母親
一〇〇万の「赤ちゃんマーケット」が生み出される
鬼が
石川 結貴[イシカワ ユウキ]
内容説明
コミュニケーションやゲームのみならず、しつけや子守もこなすなど、単なる端末の域を超えて活用の幅が広がるスマホ。一方で、高い中毒性が指摘され、長時間の使用は身体への影響が懸念されている。文明の利器は諸刃の剣なのか?豊富な取材をもとに最前線を追う。
目次
第1章 子育ての異変(授乳アプリに管理される母親;一〇〇万の「赤ちゃんマーケット」が生み出される ほか)
第2章 スクールカーストとつながり地獄(九八・五%の高校生がスマホを所有;LINEの未読メッセージが二〇〇「積もる」 ほか)
第3章 すきま時間を埋めたくなる心理(なんとなくスマホをいじってしまう;「トイレにスマホ」が二割 ほか)
第4章 エンドレスに飲み込まれる人々(老父にスマホを与えたら;高齢者向けアプリ市場の活況化 ほか)
第5章 「廃」への道(依存症の子どもたちを救うには;「シャットダウン制」という取り組み ほか)
著者等紹介
石川結貴[イシカワユウキ]
ジャーナリスト。家族・教育問題、青少年のインターネット利用、児童虐待などをテーマに取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに、出版のみならず新聞連載、テレビ出演、講演会など幅広く活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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