出版社内容情報
低成長・高成熟社会を迎えたこの国で生き惑う人々へ。終戦の絶望を経験した大作家と、注目の僧侶からの感動のメッセージ。戦後70年を迎え、団塊世代も70代に入った日本。
成長期を終えたこの国で納得のいく最期を迎えるために。
敗戦を経験した作家と注目の僧侶による
老いと死をめぐる対話。
五木 寛之[イツキ ヒロユキ]
釈 徹宗[シャク テッシュウ]
内容説明
団塊世代が七十代に近づき、戦後日本も七十年を過ぎた。人も社会も、高成長はもう無理だ。ただし、かつての「人生五十年」は、いまや「人生八十年」。生き惑う現代人へ、死を見つめてきた作家と注目の僧侶からの感動のメッセージ。
目次
第1章 七十歳になった日本で(不安と不信の中で;昭和十二年頃と似た雰囲気 ほか)
第2章 死生観を持てるか(「死生観を持て」と迫られる時代;なぜ物語は忘れられないのか ほか)
第3章 日本人の宗教観はどこから来たか(他界を信じられるか;日本人にとっての「天国」 ほか)
第4章 「多死社会」への心がまえ(嫌老感の正体;きれいごとではすまされない ほか)
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932(昭和7)年福岡県生まれ。生後間もなく朝鮮に渡り、47年引き揚げ。52年、早稲田大学文学部露文科入学。57年に中退。編集者、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して京都・龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。2002年には第50回菊池寛賞を受賞
釈徹宗[シャクテッシュウ]
1961(昭和36)年生まれ。宗教学者・浄土真宗本願寺派如来寺住職、相愛大学人文学部教授、特定非営利活動法人リライフ代表。専攻は宗教思想・人間学。大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。その後、如来寺住職の傍ら、兵庫大学生涯福祉学部教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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