出版社内容情報
不安定な中東と原油価格に関係はあるか。そもそも価格決定のしくみとは? 注目のエネルギーアナリストが分析と未来予測を緊急出版!世界を読み解くには
原油価格の知識が必要だ!
2016年年明け早々から下がり始めた原油価格は、わずか3週間の間に
20ドル台まで暴落し、世界の金融市場が連鎖反応を起こして、株価ま
でもが下落するという大パニックを引き起こしました。世界経済に大
きく影響するこの原油価格とは、一体、どのようなメカニズムで動い
ているのでしょうか。中東の石油王たちが裏で取引をしている?
欧米の石油メジャーがそれに横やりを挟んで決定される?
それとも投機筋が陰で暗躍しているのでしょうか?
『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?』で、エネルギーアナリスト
としての信頼を得た著者が、元商社マンの経験と最新データを駆使して、
そのからくりと今後の予想に挑みます。
第一章 原油大暴落の真相
第二章 今回が初めてではない
第三章 石油価格は誰が決めているか
第四章 石油の時代は終わるのか?
第五章 原油価格はどうなる?
岩瀬 昇[イワセ ノボル]
内容説明
二〇一六年初めに20ドル台を記録した原油価格。暴落はなぜ起きたのか?そもそも石油の価格はどうやって決まるのか?そのメカニズムを解き明かすとともに、価格予想にも挑戦。今、最も信頼されるエネルギーアナリストが石油を軸に世界を見通す。
目次
第1章 原油大暴落の真相(波瀾万丈の2016年が明けた;「20ドル」の呪文 ほか)
第2章 今回が初めてではない(無一文で死んだドレーク「大佐」;ジェットコースターのように乱高下 ほか)
第3章 石油価格は誰が決めているか(OPECとセブンシスターズが裏取引?;市場を動かす「先物取引」 ほか)
第4章 石油の時代は終わるのか?(石油が枯渇する心配はない;シェール革命の何が「革命」だったのか ほか)
第5章 原油価格はどうなる?(辣腕経営者リー・レイモンドも止めた;人口増が需要を増やす ほか)
著者等紹介
岩瀬昇[イワセノボル]
1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向。10年常務執行役員、12年顧問、14年6月退職。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクでの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連事業に従事。現在は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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