出版社内容情報
母が綴った料理書の名著を復刻。辰巳浜子の本文はそのままに、辰巳芳子監修のもと、カラー写真と注釈を付した新装版、待望の新書化。
母娘二代で究めた家庭料理のバイブル
母が綴った料理書の名著を復刻。辰巳浜子の本文はそのままに、辰巳芳子監修のもと、カラー写真と注釈を付した新装版、待望の新書化。
内容説明
料理研究家の草分け、辰巳浜子の『娘につたえる私の味』が刊行されたのは一九六九(昭和四十四)年。以来、昭和の家庭で読み継がれてきた名著であった。本書は二〇〇八(平成二十)年に、辰巳芳子の解説を付して復刻された新版をハンディな新書判としたもの。お正月料理に始まる一月から、筍、巻きずしの五月までを収録。
目次
一月(お正月料理;お餅・春の七草・柚子;鱈)
二月(にぎりずし;貝いろいろ;とろろいも;葱)
三月(桃の節句のおもてなし;海草;玉子;麩)
四月(お花見のお弁当;魚の子)
五月(さつきの献立;筍;おすし;お赤飯と煮〆)
著者等紹介
辰巳浜子[タツミハマコ]
料理研究家。1904(明治37)年、東京生まれ。香蘭女学校卒業。1977(昭和52)年逝去
辰巳芳子[タツミヨシコ]
料理研究家・随筆家。1924(大正13)年、東京生まれ。聖心女子学院卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くろうさぎ
17
新装版の「娘に伝える私の味」も手にとってみましたが分冊のハンディなこちらの新書版なら、思いついた時にいつでもページを開けると思い、こちらを購入しました。 丁寧な言葉で綴られた丁寧な仕事で作られる料理の数々に読んでいるだけで、ちゃんとしなくては!と居ずまいを正したくなる本です。レシピ本としても読み物としても楽しめます。娘はいないけれど、四季折々に並べられた料理を一品でも多く作ってみたいと思います。これからの季節が綴られた後半の六月からの方も続けて読んでいます。2017/09/11
tocco
0
食材の説明なども載っていて勉強になる。昔の方が、質素だけど豊かな食を得ていたように感じる2024/10/20