文春新書<br> 現代中国悪女列伝

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文春新書
現代中国悪女列伝

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609468
  • NDC分類 282.2
  • Cコード C0295

出版社内容情報

昔から中国には悪女が多い。薄熙来の妻など現代も健在だ。なぜ中国の悪女はこれほど凄まじいか。彼女らの素顔と中国の本質に迫る。

中国はなぜこれほど悪女を生みだすのか?

昔から中国には悪女が多い。薄熙来の妻など現代も健在だ。なぜ中国の悪女はこれほど凄まじいか。彼女らの素顔と中国の本質に迫る。

内容説明

美人で頭もよくなければ悪女になれない。魅力ある女はカネと権力を呼び寄せる。藩煕来の妻・谷開来から、「公共情婦」、ネット上の露悪女まで、中国社会をウラで動かしている悪女たちの、恐ろしいけれど、どこか切ない物語。

目次

第1章 江青の系譜を継ぐ正統派悪女―谷開来
第2章 温家宝の妻のダイヤモンド女王―張培莉
第3章 夫の存在感“食う”ファーストレディ―彭麗媛
第4章 堕ちた歌姫は権力闘争の生贅か―湯燐
第5章 魔性の熟女のチャイナドリーム―李薇
第6章 元鉄道相の美しくない愛人―丁書苗
第7章 中国赤十字の信用を失墜させた九〇后美少女―郭美美
第8章 八〇后の露悪女―鳳姐
第9章 中国近現代史上最悪の悪女―江青
第10章 林彪を操り破滅させた女―葉群
第11章 中国に悪女が多いワケ

著者等紹介

福島香織[フクシマカオリ]
フリージャーナリスト。1967年奈良市生まれ。大阪大学文学部卒業後、産経新聞社に入社。大阪文化部などを経て上海・復旦大学に語学留学。2001年に産経新聞香港支局長に就任、2002年に香港支局閉局にともない中国総局(北京)に異動。2008年まで常駐記者を務めた。2009年に退職し、中国関連分野でフリーの活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

297
中にはこれが悪女?と思われる人もいたが基本的には権力の狭間で一生懸命生きてる人ばかりの様に感じた。著者は日本ではここまでの女性はあまりいないと不思議がっていたが、中国社会の過酷さが日本にはないのだろうなぁ。2016/03/29

らむり

28
悪女と言っても残虐系ではありません。多くの悪女は、計算高くしたたかで、女を武器にしてます。中国社会だからこそ生まれた悪女たちじゃないかな。2013/12/22

isao_key

11
現代中国で世間を賑わした女性たちの生い立ちから行状、顛末までを紹介する。三大悪女とされる呂后、則天武后、西太后と比べるほどのスケールは、全くないが、案外悪女を生み出す土壌は昔から変わっていないように思えた。中国で悪女が多い理由を、妻は結婚しても婚家においてはあくまで部外者であり、別姓を名乗る。また一部の特権階級と血統だけが政治経済を支配する階級社会+いまだに男尊女卑の価値観が強く、才能と努力だけではつかめるチャンスはほぼない。その中で才能ある美人は肉体を武器に、わずかなコネからのし上がっていく他にない。2016/08/30

akinbo511

8
現代中国史の登場人物は超有名な人しか知らないので、政治家絡みの部分は少々難しかったが、文革の時代を女性の立場から見る楽しさがあった。中国における女性の立場に起因するのかもしれないけど、現実にこんな女性がいたと思うと恐ろしい。 2014/01/24

5
おもしろかった。お金が集まり活気のあるからこそ悪女と悪い男の跳梁跋扈する余地があるような気もして、悪女たちの生い立ちがどれも一筋縄ではなくて、中国の強さと怖さを彼女たちの人生から感じた。2015/05/23

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