文春新書<br> 食の戦争―米国の罠に落ちる日本

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文春新書
食の戦争―米国の罠に落ちる日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609277
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

食のグローバル化で、食の世界地図はどう書き換えられるのか。戦略なき日本の危機を見つめ、あるべき未来の食戦略を考える警告の書。

TPP参加が現実味を増すなか、食戦略なき日本の食の未来はどうなるのか。日本が農業鎖国であるという言説は本当なのか。作物の遺伝子組み換えが進み、モンサント社をはじめ食産業の寡占化・食のグローバル化がますます進むなか、近未来の食をめぐる世界戦略地図はどう描きかえられるのか――。
「閉鎖的な農業戦略にショック療法を」というかけ声の裏側にある各国の食戦略のウソを読み解き、時代じだいの食戦略とその結末を歴史的に振り返り、アメリカンスタンダードにノーをつきつけるヨーロッパスタンダードを紹介。安全基準をも含めた食戦略の日本の、そしてアジアのあるべき姿を徹底して考える。

内容説明

いま、世界で「食の戦争」が進行している―。遺伝子組換え作物が在来作物を駆逐し、ごく少数の多国籍企業が種子の命運を一手に握る。金の論理で「食」をコントロールするアメリカの狡猾な戦略を前に、無策の日本はどうすべきか。危機の本質と処方箋を考える。

目次

第1章 戦略物資としての食料
第2章 食の安全を確保せよ―食の安全をめぐる数々の懸念
第3章 食の戦争1―モンサント発、遺伝子組換え作物戦争
第4章 食の戦争2―TPPと食
第5章 アメリカの攻撃的食戦略―日本農業に対する誤解
第6章 日本の進むべき道、「強い農業」を考える

著者等紹介

鈴木宣弘[スズキノブヒロ]
1958年、三重県生まれ。82年、東京大学農学部卒業。農林水産省(国際部国際企画課)、九州大学大学院教授、コーネル大学客員教授を経て2006年より東京大学大学院農学国際専攻教授。専門は農業経済学。農業政策の提言を続ける傍ら、数多くのFTA交渉にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

56
授業でも回覧して、今日の授業でも使いました。かなり日本の食事情は危ういです。鈴木先生からはPowerPoint資料も121枚にも及ぶ資料を賜りました。深謝です。堤未果さんの本と合わせておすすめです。2023/02/06

ムーミン

39
行政の中枢に関わるようになって、今の日本、自治体の食がいかに危うい状況になっているか、将来を考えたとき、負の根本原因になっているかが見えるようになりました。取り組んだとしても、長い時間が必要なだけに、一刻も早く手を打ちたいと思いつつ、問題や見えにくい力があらゆる分野に入り込んでいて、本当に難しい。最近強く感じています。2022/12/10

森林・米・畑

37
この本を終戦記念日に読了したのも、自分にとって色々考える機会になった。平和ボケしている今にも、既に食の戦争は始まっている。米国が仕掛けた食糧のワナに掛からないようしっかりとした知識は必要だと痛感。食の安全、日本の農業保護政策、貿易関税など。米国にYESばかりではダメだ。食の安全も国防と認識せねばならない。貿易上、東アジア諸国が手を結びEUや米、豪に毅然たる態度で臨むことが自国の食を守る事に繋がる。日本の農業消滅させてなるものか!全ての日本人にとって、決して他人事ではない。2022/08/15

aisapia

15
アメリカってなんて狡猾なの…そして日本は下僕なのか…と悲しくなった。海外は日本よりもよっぽど農業に投資しているそう。確かに戦は兵糧が大事だったわけで、今だって有事に食がガタついたら大変だよね。遺伝子組み換えも知らないうちに日本に入っている。社会が、たった1%の勝ち組の、勝ち組による、勝ち組のための政策を推奨していることをもっと問題に感じないとというか、突き詰めるとそれって社会主義?共産主義みたいにならない?と思えた。今だけ、金だけ、自分だけではダメですね。日本産の農作物を買おうと思います!2022/05/21

もえたく

13
著者は農水省で国際交渉に関わった後、農業経済学の教授をされているとのことで、わかりやすくTPP問題などを解説されています。食料は軍事・エネルギーと並ぶ国家存立の三本柱。モンサントの遺伝子組換え作物戦争。興味深い話が満載でしたが、3年前の出版なので、改訂版もお願いしたいです。2016/09/03

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