文春新書
習近平の密約

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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609116
  • NDC分類 312.22
  • Cコード C0295

出版社内容情報

習近平政権となっても、江沢民、胡錦濤による長老支配は続く。この三者の合意を中央政界では「中南海の密約」と呼ぶ。その中身とは?

内容説明

習近平総書記は、今年三月の全人代で国家主席に選出され、名実ともに権力の頂点に立った。江沢民、胡錦涛ら長老の圧力にどう対抗し、尖閣問題で悪化した中日関係をいかに導くのか―。新政権の深部をえぐる。

目次

第1章 だれが七人の指導部を選んだのか?
第2章 公安局長はなぜ米総領事館に逃げたのか?
第3章 息を吹き返す毛沢東崇拝
第4章 習近平が抱えた太子党のDNA
第5章 伏せられた習近平の本音
第6章 天安門事件の呪縛
第7章 権力の暴走は止められるか
第8章 中国式民主はどこへ向かうのか
第9章 どうなる民族統一の夢
第10章 習近平が描く対日政策とは

著者等紹介

加藤隆則[カトウタカノリ]
1962年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。86~87年北京で語学留学。88年、読売新聞入社。東京本社社会部で司法・皇室を担当。2005年7月から11年3月まで上海支局長。同年6月から読売新聞中国総局長

竹内誠一郎[タケウチセイイチロウ]
1971年、東京生まれ。京都大学文学部(中国語学中国文学専攻)卒。94~95年、四川聯合大学留学。96年、読売新聞入社。北海道支社を経て、2002~06年まで東京本社運動部。06~08年の北京五輪まで中国総局に勤務し、08~09年まで香港支局長、12年2月~13年1月まで瀋陽支局長を務める。同年2月から北京支局に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

19
読売新聞の記者たちが書いたもの。中国という我が国とは全く違う国家や社会の成り立ちがある程度わかるし、習近平という日本には強面としか見えない指導者の成り立ちもある程度わかる。ただ、いろんなこの本に書かれている未確定な情報をどこまでまともに受け取っていいものか戸惑う気持ちもありますね。2013/07/17

ykoro

2
七人の指導部が選ばれた裏の実情などがわかり易かった。 ただ、全体的に、事実を、それぞれ異なる時間軸で記述されている形式をとっているので。大きな流れやメッセージが非常にわかりにくい。 新聞記事を集めたものを読んでいる感じで、何を言いたいかは、各自に任せるというスタイルに感じた。2013/05/09

ポン・ザ・フラグメント

1
統制がなければ存続できないかもしれない国家がすでに半世紀以上続いているわけだ。子どもの頃はそのとき見える世界が絶対で確固たるものだったから、ヴェトナム戦争は終わらないし、ベルリンの壁は壊れないし、ソ連とアメリカの対立は永遠に続くと思っていた。でも、本当は絶対なんてどこにもない。もっとも、たとえ中国が崩壊したとしても、その後が僕らにとって都合のいい状況だとは限らない。大体、この自分たちの国を絶対だと信じること自体が幻想だしな。2013/09/16

都人

1
やはり中国は「権力を握っているもの」つまり共産党が、すべてを決める。人民民主主義はお題目に過ぎない。崩壊へ向かうだろう。2013/08/23

岡 幸治

1
昔から、現代中国とは法律をすぐ変える国、法にのっとらない国というイメージがあったが、この本を読むことによって毛沢東からの呪縛であり、長老との連綿と続く密約に縛られる国の姿がわかる。中国でビジネスを行っている人は必見です。また中国とは?という私みたいに漠然とした?を持っている方たちにも、中国式の社会主義であり、資本主義を理解する良書だと思います。2013/06/23

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