出版社内容情報
イタリアを上回る借金大国ニッポン。すでにGDPの2倍の借金を抱えた日本国債がデフォルトしたら我々の生活はどうなるのか──。
内容説明
欧州の金融危機は対岸の火事ではない。ギリシャよりはるかに深刻な財政状況を年に約30兆円増える借金がさらに圧迫。早ければ7年後には、国の借金が、個人金融資産1500兆円を上回る事態が生じかねないのだ。日本破綻の「Xデー」は近い―。
目次
プロローグ 戦慄の近未来図
第1章 ギリシャ発ユーロ圏へ・危機の連鎖
第2章 米国債格下げの衝撃
第3章 国債は「絶対安全」ではない―ロシアとアルゼンチンで起きたこと
第4章 「火車」の上の日本財政―ギリシャ危機どころではない
第5章 「デン助」と呼ばれた男
第6章 「未達」から破綻へ
著者等紹介
川北隆雄[カワキタタカオ]
1948年大阪生まれ。72年、東京大学法学部卒業後、中日新聞社入社。同東京本社(東京新聞)経済部記者、デスク、論説委員など、20年以上にわたり財務省および財政担当。現在は編集委員、専修大学非常勤講師。政府税制調査会専門委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひよこ
13
僕にはちょっと難しかった。だけどそんなに時間がないということは何となくわかった。2012/01/07
OTIUM
3
国債を日本国内で消化できるのは後7-8年だそうです。個人向け国債の発行は国内金融機関だけでは消化しずらくなっているので個人からお金を集める為、つまり国債未達はすぐそこに近づいている証拠。この本のプロローグに書かれいるような状況になったらやだなぁ。2012/03/08
Row_the_Punks
1
破綻派の本の中では、割とマイルドで冷静に書いてくれているような気がする。対応策については、基本的なことの確認程度で、言いっ放しはいただけない。2013/01/15
Luna Rossa
1
日本はギリシャと違い財政破綻しないという見解もある。しかし今は問題が生じていないからと呑気に構え、いざ問題が生じてからあわてふためく、それではまるで原発事故と同じ構図だ。日本人はあの事故から何を学んだのか。その意味で、日本の財政に対する危機感が国民の間に高まるのは好ましいことではある。しかしその対策となると「まず政治家や官僚が身を削れ」という要するに問題の先送りや、「景気が回復すれば財政もよくなる」という神頼みに近い期待感が先行しがち。そのツケを払うのは今はまだ選挙権すらない子供たちだが…。2012/04/28
みやびん
0
国債はかなり密接してるとわかる。2013/10/30
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