出版社内容情報
脅迫は日常茶飯事、記事への抗議から襲撃され全治1ヶ月。気鋭のヤクザ専門ライターが命がけで書いた暴力団社会の最新ウラ事情。
内容説明
山口組最高幹部を次々に逮捕した警察の「頂上作戦」に密着し、歌舞伎町のヤクザマンションに事務所を構え、愚連隊の帝王を居候させ、関西の手本引きの賭場に潜入、九州の抗争事件を追いかける。取材歴15年の専門ライターだから書けるヤクザの生態、行動原理、暴力。
目次
序章 山口組vs.警察
第1章 ヤクザマンション物語
第2章 ヤクザ専門誌の世界
第3章 愚連隊の帝王・加納貢
第4章 西成ディープウエスト
終章 暴力団と暴力団専門ライターの未来
著者等紹介
鈴木智彦[スズキトモヒコ]
1966年北海道生まれ。日本大学芸術学部除籍。雑誌・広告カメラマンを経て、ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代BULL』編集長を務めた後、フリーライター。週刊誌、実話誌を中心にヤクザ関連の記事を寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
217
ヤクザについて取材した人の話。中々ない経験してるなぁと思う。確かに典型的なヤクザのイメージ通り、殺すとかの単語を使いすぎてるような気がする。2020/03/23
ぶ~よん
77
暴対法により、その勢いは失われ続けていると言われている任侠道。しかしながら、殆どの人はその実態を知らない。暴力団専門ライターとしてヤクザと向き合ってきた著者が、その体験を基に、彼らの生態、行動原理、暴力について伝えた一冊。暴力団の中にも「武闘派」に属されない暴力的弱者が存在すること、かなり前から殺人の前科は勲章となっていないこと、専門誌には検閲があり、組織の面子を潰さないために忖度した表現が使われていること、彼ら自身が斜陽産業であることを自覚していること等、イメージ通りや意外な一面がリアルに描かれている。2022/11/25
kinupon
73
この著者凄いね。ある意味ではヤクザ以上にヤクザかもしれませんね。いろいろな修羅場があるもんですね。2017/12/31
ずっきん
62
著者本人の心情の変化変容をルポを交えながら綴った内容。暴力団の取材を続けるのは「好奇心」とキッパリと言い切る著者。軽い語り口に隠れているものは重く、非常に読みごたえがあった。タイトル煽りすぎな感じはある。ノンフィクション?エッセイ?いずれにしても、いさぎのよい良書だった。近著も読みたし。2019/07/21
こも 旧柏バカ一代
30
ヤクザのルポ。知ってるようで全く知らないヤクザの世界。そして彼等の矜恃と実情。それをヤクザ専門誌で働いてた著者の視点から書かれていた。なんだろう、、、言葉にならない。2020/04/06