文春新書
帝国陸軍の栄光と転落

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166607501
  • NDC分類 396.21
  • Cコード C0231

出版社内容情報

日露戦争の勝利で頂点に立った陸軍は、なぜ昭和に入ると派閥抗争と下克上をくりかえし、ついには無謀な戦争に突入したのか?

内容説明

日露戦争で頂点に立ちながら、昭和に入るや派閥抗争と下克上をくりかえし、ついには無謀な戦争により瓦解した帝国陸軍。この典型的な日本型組織の欠陥はいったい何だったのか。参謀本部の役割、海軍との確執、統帥権問題の本質等、欧米の軍隊と比較しながら失敗の本質を問う画期的な書。

目次

第1章 戦争という芸術―参謀本部の誕生
第2章 陸海二元統帥の罠―日清戦争
第3章 外交と軍事―日英同盟
第4章 指揮官か、参謀か―日露戦争
第5章 統帥権は悪か―派閥抗争
第6章 官僚化するエリート―統制経済
第7章 組織の崩壊―太平洋戦争

著者等紹介

別宮暖朗[ベツミヤダンロウ]
1948年生まれ。東京大学経済学部卒業後、大手信託銀行でマクロ経済の調査・企画を担当。退社後、ロンドンにある証券企画調査会社のパートナーを経て歴史評論家に。ホームページ「第一次大戦」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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