内容説明
欲望・エロス・犯罪の都は、いかに生まれ、どこに向かうのか。恐怖の根源をたどり、歓楽の核心・我われの心性に迫る。六百メートル四方の「世界一ヤバい街」の正体とは―。
目次
はじめに 歓楽という恐怖
第1章 ツツジと鉄砲
第2章 恐さの淵源
第3章 娼婦と暴力
第4章 怨念の伝承
第5章 「三国人」と匿名性
第6章 やらずぼったくりの荒廃
第7章 華人マフィアの風待ち港
第8章 言葉なき兇暴
終章 いずこに行くか
あとがき 老いていく街、興る街
著者等紹介
溝口敦[ミゾグチアツシ]
ノンフィクション作家、ジャーナリスト。1942年、東京・浅草生まれ。川崎高校、早稲田大学政治経済学部卒。出版社、広告代理店勤務を経てフリーに。著書に『食肉の帝王 巨富をつかんだ男 浅田満』(講談社ノンフィクション賞、日本ジャーナリスト会議賞、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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