文春新書
蓮池流韓国語入門

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606597
  • NDC分類 829.1
  • Cコード C0287

出版社内容情報

ハングルを覚えなければ僕は生きていけなかった──。
蓮池さんは拉致被害にあい、「生きる手段」としてハングルを覚えざるをえなかった。サバイバルとして習得した語学の虎の巻であり、コミュニケーションギャップを通した日朝文化論でもある。蓮池さんだから書けた注目書!

内容説明

北朝鮮による拉致被害にあってから四半世紀の間、「生きる手段」としてハングルを身に付けざるをえなかった著者が、「現地体験」に基づいて明らかにした韓国語「虎の巻」である。

目次

1 日本語と韓国語はどれだけ似ているのだろう(どうして英語より韓国語のほうが早くマスターできたのだろう;語順が同じということのメリット;語順を変えてしまう助詞の魔術;省略のニュアンス;「それ」と「あれ」はどこが違う?;召し上がってください;家具はカグ、夫婦はプブ、簡単はカンダン;サービスはソービス、バックはペック、ガールはコル)
2 実践編―日本語と韓国語の共通点を最大限生かしていこう(文字・発音編;文法;語彙)

著者等紹介

蓮池薫[ハスイケカオル]
新潟産業大学特任講師。翻訳家。1957年新潟県生まれ。中央大学法学部3年在学中に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。帰国後、新潟産業大学で韓国語を教えるかたわら翻訳者としての仕事をこなす。また中央大学に復学して2008年3月に卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AKIKO-WILL

9
北朝鮮に拉致されて生きる術として身につけた韓国語を蓮池さんが優しく教えてくれる本!英語とは違い、1年で意思疎通が出来たのは、日本語と韓国語が類似している部分があったからと!入門ですが、最後の方は中級に近い気がしました。2015/06/04

ナハチガル

7
当然著者の数奇な体験がまず語られるのだろうと思っていたら、いきなり英語と韓国語の違いから話が始まったのでびっくりした。『韓日辞典』で使われている「韓」の字がすべて塗りつぶされていたとか、「ミサイル」という単語でリウルパッチムの発音をマスターした、といったそれらしいエピソードもちらほら出てくるが、それらはあくまで語学学習にまつわるエピソードに過ぎない、ように見える。配慮なのか天然なのかブラックジョークなのかよく分からないが、稀有な書籍であることは間違いない。後半は文法事項の羅列なので退屈だった。前半はA+。2019/09/08

ちばっち

5
韓国語を勉強中の人でも途中から難しく感じるのではないでしょうか。でもきちんと先生から韓国語を教わっていないので、日本人が陥る罠に片っ端から嵌まっていて試行錯誤した結果、注意点や脱出方法が紹介されていてとても勉強になります。色々な法則も紹介されていて、それを踏まえた上で記事を読んでみると所々意味が分かるのに驚きました!一度蓮池さんから直接韓国語を学んでみたいです。2014/08/02

a075

4
日本語と韓国語の相違。北朝鮮での表現。わかりやすく書かれている。韓国語参考書としてはちょっとむずかしいけど、とても面白い。2008/11/17

nizimasu

3
この本の前半は、日本語と韓国語の類犠牲を示していた期待させてくれるんですが、後半の実践編は難しすぎる。蓮池さん的には、ハングルの発音が表記されているのがスゴいということなのだが、かなりのチンプンカンプンです。前に高信太郎さんのわかりやすい解説本を読んでしまったのが難点か。それでも朝鮮半島の思想的な底流が言語に現れているという解説にはやけになっとくさせられました2014/02/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/503188
  • ご注意事項