文春新書
27人のすごい議論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 316p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606399
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

出版社内容情報

現代日本の「基本の論点」がこの1冊でわかる!
今知っておくべき議論が全てわかる年刊誌『日本の論点』。当代随一の論客たちが寄稿した16年分、延べ2000に及ぶ小論文の中から、立花隆、藤原正彦、内田樹らの目からウロコの主張を厳選し、どこがポイントなのかを解説しました。

内容説明

各界を代表する論客たちが、社会に大きな影響を与えた自説のエッセンスをわかりやすく提示。

目次

第1章 常識をくつがえす(裁判員に公正な判断は可能か;自然の生態系をどう守るか ほか)
第2章 本質を見抜く(結果の平等か機会の平等か;民主主義の限界とは何か ほか)
第3章 変化を読む(少子化が経済に与える影響は;天皇は男系男子に限るべきか ほか)
第4章 日本を見直す(日本文化は世界に通用するか;日本語は乱れているか ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐藤一臣

16
議論がコンパクトにまとめられており読みやすい。特に対立意見を掲載してくれているところがいい。「裁判員制度」「経済の平等」「中国」「税制」「靖国問題」だ。それ以外でも、論争の背景が説明されているので、対立した意見の構図はよくわかる。ただ、難しい言葉で読みにくい筆者も多く、特に大学教授の言葉使いは、小林秀雄が言うように読みにくくすることが癖になってしまっている。どの議論も切り口が素晴らしく題名にあるように「すごい議論」というのは過言でないと思った。2017/03/08

ダイキ

3
西部邁、猪瀬直樹、斎藤環、村上隆、佐伯啓思の五人の所論のみ読了。「国民の共同利益はおろか、集団の個別利益についてすら何のタレント(才能)も持ち合わせぬタレント(人気者)たちが議会へ向けて突進している。このような姿を「大衆の反逆」とよぶのである。大衆は、政治的無能という自己の限界に反逆して、政治的たらんと努めている。これこそが直接民衆制が本来的に孕むグロテスクなのだ。悲しい哉、この醜悪に日本人が気づくのに、あと一〇年の年月が費やされるのであろう。[一九九三年版掲載]」〈民主主義の限界とは何か/西部邁〉2018/04/22

はち

3
「日本の論点」の論文集。同じテーマで異なる意見のものもあり、頭を回転させるには理想的。各論も数ページで読みやすい。多少古びたもの(経済論は特に古くなりますね)もあるが、自分自身の考えと擦り合わせるにはぴったりの本。リサイクル論は目から鱗。2010/10/04

depo

2
積読本。編集部の「デモクラシーとは何か-衆愚政治への転落を予見した碩学たちの議論」が面白かった。現今の政治状況を見ていると、民主主義は衆愚政治のことかと思える。2020/07/23

totssan

1
 最近の日本の論点を読んだので、その10年前はどういう論点が選択されてたかという興味から読んだ。ざっくりと移り変わりの速さに驚く。年食ったなあとしみじみ。さらに10年前の論点集も読みたい。3点取れるとより良い比較ができておもしろそう。2022/09/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/492044
  • ご注意事項

最近チェックした商品