文春新書<br> ラブホテル進化論

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文春新書
ラブホテル進化論

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606207
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0295

内容説明

ラブホテルの外観はなぜ派手なのか?回転ベッドはなぜ回るか?日本人の性意識と日本の住宅事情に密着しながら目まぐるしい進化を遂げたラブホテル。現役女子大学院生による本格研究。

目次

第1章 あこがれのラブホテル
第2章 ラブのシグナル
第3章 ラブホテル必須アイテム
第4章 ラブホテルをつくる
第5章 ラブホテルを経営する
第6章 ラブホテルを利用する
第7章 ラブホテルを変えた情報誌
第8章 ラブホテルの未来

著者等紹介

金益見[キムイッキョン]
1979年、大阪府生まれ。神戸学院大学大学院人間文化学研究科博士後期課程在籍。地域文化論専攻。『ラブホテル進化論』がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

53
まだ末若い女子大学院生がよくこんなテーマの本を書けたのか驚愕の極みだ。淫らなセックス感覚ではなく、極々真面目にラブホテルについて述べている。ラブホの建てられた時代背景から始まり、その歴史的変遷を具に綴っており、モーテルの時代から、回転ベット、カラオケなんかを設備した夢の国の時代を経て現在に至るまでの移り変わりを通史的に述べている。シティーホテルとラブホテルの法律的違いも理解していない私にとって為になったし、20有余年利用してない私にとって様々教えられた。たまには、ラブホにでも行ってみようかな・・でも誰と?2012/01/25

おいしゃん

34
ラブホテルを卒論にしたことで話題になった著者の、デビュー作。予想以上に深い内容で、この世界の経営、歴史にスポットを当てた著者の功績は大きい。2019/04/25

ケー

16
いつか読んでみようと思いつつ読んでなかった一冊。論文が元になってるからとはいえ、かなり学術的な読み応えがあった。あの周囲の環境とは不釣り合いな主張の激しい外観、そして過剰なほどの室内設備。日本独自に文化とも言えるラブホテルがいかようにして発展、変化していったのか。展開も「ラブホテルの歴史」「建築」「経営」「情報誌との関係」などトピックごとに綺麗にまとまっていた。10年近く前の本なので少し環境は変わっている点も。特にインバウンドに対するアプローチはこれからの必須戦略になるのかも。2018/06/16

しげ

16
「なぜラブホテルはお城のようなド派手な外観をしているのか?」「回転ベッドは何のためにあるのか?」「ラブホテルにヘンテコな名前が多いのはどうして?」といった、なかなか知る機会がないラブホテルの疑問を一気に解決することができました。著者が若い女性のためか、下世話にならず、たんたんとラブホテルの変遷史について語られており、好感が持てました。面白かったです。2013/03/01

shigoro

8
派手な概観や、おもしろネーミングは広告であり、回転ベットや鏡は集客するための呼び水。ちょっとした謎だったが、時代を遡ると理由が見えてくる。今はそれほど奇抜でなく、女性重視の癒しや清潔感が重要とのこと。アミューズメント化して、情報誌にもバンバン登場するし、ちょっとしたパーティの部屋にも出来る。偏見もなくなりつつ、それに合わせてラブホも進化してるんだな。 2012/02/08

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