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文春新書
力士の世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606030
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0275

内容説明

強くなければ力士にはなれない、美しくなければ相撲とは言えない。相撲のしきたり、勝負の厳しさ、相撲協会という組織―江戸時代以来の文化がそのまま残る異空間を元・立行司が案内する。

目次

第1章 相撲は神事(番付の読み方;力士も行司も十両で一人前;関取だけに許されること ほか)
第2章 いつも厳しい勝負の世界(力士と同じ土俵に立つ怖さ;力士は立合いにすべてを賭ける;立合いは阿吽の呼吸 ほか)
第3章 相撲部屋はひとつの家族(最初の親方が自分のボス;力士以外の構成要員;部屋によって違うちゃんこの味 ほか)

著者等紹介

木村庄之助[キムラショウノスケ]
本名野澤要一。1942年、青森県八戸市生まれ。13歳のときに地方世話人の誘いで高砂部屋へ入門し、行司の見習いを始める。木村要之助を名乗り、77年十両格昇進を期に朝之助。90年幕の内格に、2001年に三役格に昇進。06年3月に立行司35代式守伊之助襲名。同5月に木村庄之助襲名。07年3月場所を最後に定年退職した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

19
相撲や力士のことがわかりやすく書いています。一つの世界を極めた方だけにところどころに金言がありました。情け相撲をみとめているのは少しビックリしました。2024/02/01

Hiroki Nishizumi

7
大変興味深く読めた。蹲踞、四股の由来。阿吽の呼吸、相撲力とは。そして若い衆に金を持たすな、相撲部屋に外注なし、情け相撲といった伝統の思想。これは良くも悪くもあることが分かり、一概に判断することは難しいのではないか。行司という立場で書かれた良書だと思う。2014/03/19

黒うさ

6
興味深く読んだけれど、年寄株を金で買うことをはっきり明記してあること、八百長という名の情け相撲、と八百長は否定しているが情け相撲は容認している章があり少しびっくりした。2016/12/02

オレ

4
家族揃って大相撲好きでずっとの観てきたけど、知らなかったことが随分あったなぁ・・・喧嘩四つとか制限時間が幕内の4分とか懸賞金の取り分とか知らなかった。とても勉強になりました。次の場所で家族に自慢出来るのが楽しみ。2014/10/09

4
番付のあの字を行司さんが書くとは知らなかった。てっきり外注してるんだと思っていた。土俵はいつも同じなのではく、場所ごとに新しいものを呼び出しさんが作るとか、場所中の場内アナウンスなども全て相撲協会内の人たちだけでやっていると知ってビックリ。なんで西より東の番付が格上なのかなどの豆知識満載で面白く読めた。2013/03/03

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