内容説明
要塞、工廠、地下壕、トーチカ…先の大戦まで重要な役割を果した軍事史跡が今、次々に消えている。地図や写真、データベースを豊富に掲載し、一刻を争う戦争遺産を巡る旅へ案内する。
目次
第1部 激動の舞台を歩く(日本のいちばん長い日を歩く;館山に昭和の戦争を見にいく;千葉からアジアへ―鉄道聯隊の軌跡をたどる;そして遺構はなくなった―軍需工場地帯を歩く;一九四五 都心の接収建築探検)
第2部 戦争遺産が語る陸海軍史(明治建軍期;日清・日露戦争期;大正軍縮期;昭和戦前期;戦中・占領期)
第3部 戦争遺産を探偵する(かなしき要塞;掩体壕の戦後;無用の長物;隠された戦争;戦争と地図;戦争遺産の歩き方)
著者等紹介
竹内正浩[タケウチマサヒロ]
1963年愛知県生まれ。旅行会社の出版部門で長年、旅行雑誌などの編集に携わり、現在、フリーランスライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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saga
24
仕事で防空壕を調査する機会があり、畑の真ん中に質の悪いコンクリートで出来た半地下壕を初めて見たことが、本書購入のきっかけ。戦争遺産というと第二次大戦が真っ先に浮かぶのだが、明治・大正期のレンガ造りの建造物も味わい深い。地元だけではなく、同じ千葉県内の戦争遺産ならすぐにでも見に行きたくなった。2013/12/19
鈴木貴博
2
日本各地に残る戦争遺産とそれぞれの由来、歴史、現状など。史跡の背景、状況を全般的に理解できた。また、各地の史跡の紹介は今後の旅の指針になる。2021/05/16
ひろただでござる
2
打ち捨てられた戦争遺跡には静かに眠っているような雰囲気があり、実際に訪れてみると不思議な妖しさと哀しさを感じたことを思い出した。歴史、所在が詳しく書かれているので彼方此方訪ねてみようと思う。2014/01/19
takao
1
ふむ2023/07/05
iwasabi47
1
気分転換に再読。出かけたいなあ。2021/05/23