文春新書<br> 脳内汚染からの脱出

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文春新書
脳内汚染からの脱出

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  • サイズ 新書判/ページ数 342p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166605736
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0295

内容説明

覚醒剤並みの依存性を持つゲーム、ネット。最新の研究では、いじめやADHDの増加との関連性も明らかになった。ゲーム依存に陥った子どもにはどう対処すべきか―新しい「親の必読書」。

目次

第1章 豹変した我が子
第2章 ゲーム、ネット依存症
第3章 いじめという名の暴力
第4章 破壊されるタブーと共感性
第5章 ゲーム、ネット・アパシー
第6章 ADHD、社会性発達への影響
第7章 依存にならないために
第8章 依存からの回復
おわりに 奪われた未来を取り戻すために

著者等紹介

岡田尊司[オカダタカシ]
1960年香川県生まれ。精神科医。京都大学医学部卒業。同大学院で高次脳科学、脳病態生理学の研究に従事する。現在、京都医療少年院に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

62
★★★★★親も子も必読書。ゲームとテレビは危険だとは当然認識していたがここまでとは。とくに子供が少なくとも小学生低学年までは与えてはいけない。幼い時にゲームをやらせたりテレビを見せすぎると脳に障害を持つことになる。治すことも難しくなってしまう。ゲームは危険なドラッグであると言い続けることが必要だ。麻薬となんも変わらない。それを日本全国民に分からせる必要があるだろう。また、残念なことに任天堂がスイッチというゲーム機を開発したようだが。子持ちの方には自宅に1冊は置いておいて欲しいところ。2017/01/13

koheinet608

14
この本を読み終わって、 スマホの電源を切るようにしました。 ①仕事上や何かを連絡しなければいけない状況以外、スマホを切る②土日は、ほぼ電源を切る③ゲーム、ニュース、視聴アプリは全て削除 そもそものきっかけが、スマホで、ネットニュースを見たり、チャットをしたり、ゲームをしたり、 YOUTUBE見たりするとイライラや、不安、退屈、焦りが、軽減する感覚をおぼえました。この感覚がタバコを吸っていた時と極めて似ていたので怖くなりました。 デジタルヘロインという言葉がありますが、言い得て妙だと思っています。 2019/02/22

みい君

13
異常なまでのゲームやネットの使用により破壊されていく子供達を目の当たりにして(大人も)このままでは将来人間はどうなってしまうのだろうという不安が拭い切れないです。①ゲームをプレイすることによって覚醒剤を静脈に注射したのひほぼ匹敵する状態が脳の中で起きている②ゲームネット依存の克服は1日1日止め続ける事の積み重ねである③低年齢からのメディアリテラシー教育が重要④業界は依存症の人達の救済支援策を講ずるべきである⑤幼少期からの親子の関係性もかなり重要。 など。外に出て生きてるものと触れ合わなきゃだめなんだな。2019/11/30

ガミ

11
幼少期からゲームに触れることで起こる脳内の変化を、現代の社会問題を踏まえながらまとめられた書です。2007年に出版されたものですが、現代で起こる事件とつなげると内容がかなり侮れないです。第五章では大学中退やサラリーマンの引きこもりなど、大変リアルな問題が挙げられていて、身近で起こりうることであることを痛感させられました。私自身、小さいころからかなり集中してやりこみクリアしてしまう性格のため、書いてあることに思わずドキリ…。それも踏まえ、子ども達にゲームやネットの依存性を丁寧に伝えていかないとな。2017/02/10

くまこ

5
ネット、ゲーム依存症に関するところが興味深かった。一時期、モンスターを狩るというオンラインゲームにはまったことがある。知らない人と「よろしくお願いします」と挨拶を交わし、ルールに則ってプレーをし、狩りが成功したらみんなで喜びを分かちあう。著者が指摘する、共感性や社会的行動の発達が損なわれるという悪い影響は特に感じなかった。個人的体験はさておき、ネット、ゲームにある種のドラッグ的要素があるのは確か。今後もきちんと調査をして、社会教育として取り組んでいくべき問題だと思う。2012/07/01

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