内容説明
劇団四季の脚本家にして政治学者、歴史小説家にして衆議院議員。異色の著者だから書けた時代と歌と人が綾なす美しい姿。
目次
神話・古代
飛鳥・藤原時代
奈良時代
平安時代
源平時代
鎌倉時代
室町時代
戦国・安土桃山時代
江戸時代
幕末
著者等紹介
松崎哲久[マツザキテツヒサ]
1950(昭和25)年、東京生まれ。東京大学法学部卒業後、ハーバード大学大学院修了。同大学日本研究所研究員、自民党総裁付などを経て、衆議院議員(民主党)
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感想・レビュー
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樒
3
歌そのものとだけ向き合っていると、確かに何処か浮き草のような幻想の中でそれを解釈してしまうところがあります。そんな歌も当然、時代背景の中で生まれたものであり、とりわけ(特に時代に残る)歌詠み人は政に関われる階級であったことを考えれば政治背景とも無縁ではない。その側面を簡潔に纏め、古代から近代まで繋いであるので、なかなかに新鮮でした。2011/01/01
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
古代から幕末までの和歌などを題材に、 歴史の政治的な側面を描写している。 著者が政治家であるためか、歌の政治的な解釈が強い。 日本の歴史が政治史であって、生活史ではないかもしれない。2012/04/21
うれしの。
2
名歌から歴史を読むというよりは、名歌から歴史上の人物の心情を読むといった感じの内容。戦国武将や幕末の志士たちの辞世は胸にぐっと迫るものがあります。2012/03/05
wang
1
上古から江戸末までの歌人の歌を紹介しつつ各時代を追う。江戸時代は知らない人ばかりでつまらないが他は時代の変化が感じられて面白い。2010/09/20