出版社内容情報
外国人向けガイドブックの日本語版が17年ぶりに大幅改訂。四季、城、黒船、地震、コピーなどのキーワードで日本を語る梅棹文明史。
内容説明
豊かな自然、茶の湯や歌舞伎といった文化的伝統、近代の軍国主義、戦後の経済発展―この一見ばらばらな日本文明の要素を、外国人に理解してもらうにはどうすればいいか。そのような発想から、環境、ことば、芸術、メディア、科学技術など日本史学の枠を超えた視点から77のキーワードを選び、現代日本文明のさまざまな面を歴史的パースペクティブのなかでとらえた本書は、日本人自身が見落としてきた、日本文明のすがたを明らかにする。
目次
群島
森林
四季
世界最古の土器
貝塚
航海と交易
神殿都市
米の経済
日本人はどこからきたか
征服王朝〔ほか〕
著者等紹介
梅棹忠夫[ウメサオタダオ]
1920年生まれ。京都帝国大学理学部卒。理学博士。専攻は民族学、比較文明学。京都大学人文科学研究所教授、国立民族学博物館長などを歴任。千里文化財団と日本ローマ字会の会長も務める。94年に文化勲章受章
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