出版社内容情報
歳をとって寝たきりや痴呆になっても、子供に頼らずしっかり生きてゆくにはどうすればいいか。弁護士の著者が具体例で丁寧に解説。
内容説明
歳をとって、寝たきりになったりボケが出たりしたらどうしよう。子どもに負担をかけたくない、あるいは一人暮らしで動けるうちは自宅で暮らしたいけれど、いざという時に頼れる人がいないと…。これらに備えるのが「成年後見制度」です。専門の弁護士である著者が、多くの具体例をあげながら、やさしく丁寧に解説します。最後まで人として自分らしく生きたい、遺産やお墓をめぐる家族のトラブルをなくしたい、という将来設計のために必読の一冊。
目次
第1章 なぜ「老いじたく」が必要か
第2章 老後に備える四つの柱
第3章 「老いじたく」の相談(実況中継)
第4章 「任意後見制度」はこのように使う
第5章 「法定後見制度」の相談(実況中継)
第6章 「法定後見制度」で高齢者の生活を守る
第7章 誰もが成年後見制度を使えるようになるには
第8章 遺言による「老いじたく」
著者等紹介
中山二基子[ナカヤマフキコ]
1943年生まれ。弁護士。東京大学卒業。高齢者の財産管理・成年後見制度・親族・相続が専門。家庭裁判所調停委員。東京弁護士会財産管理センター「オアシス」委員・中間法人「市民のための成年後見センター」代表理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
habilis
0
老親が、あるいは自分が高齢になったときにやるべき4つの柱がある。三つの契約とひとつの遺言。専門家で経験豊富な筆者が、高齢者の問題について丁寧に実例を交えながら解説してくれる。非常に勉強になった。成年後見制度について現場の声も含めて学ぶことができた。誰にもいつか役に立つ、いい参考書と言える。2015/11/23
ミントン1209
0
業務の参考図書として。成年後見制度は、おひとり様とか家族と折り合いの悪い人だけが考えるものではない、自分の年金と財産で最後まで自分の望む生活をするには、新しい家族の関係があってもいいと感じました。ただ著者が弁護士だけに、老後に備える四つの柱のひとつとしてホームロイヤー(かかりつけ弁護士)契約を挙げているのは・・・^^;2015/03/24
Yuuki Takanokura
0
成年後見を中心とした手続きの種類と流れ,そして標準的な費用にまで言及した充実の1冊。2011/08/24