文春新書
フィギュアスケートの魔力

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 260p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166604135
  • NDC分類 784.6
  • Cコード C0275

内容説明

いま「世界で通用する」日本人選手が最も多いスポーツ、それがフィギュアスケートの女子シングルだ。荒川静香や村主章枝らに加え、四回転ジャンプの安藤美姫をはじめとする下の世代の成長も著しく、二〇〇六年のトリノ五輪では表彰台の独占も夢ではない。「スポーツの女王」とも言われる、この華麗な競技の「魔力」に、歴史、選手をとりまく環境、伊藤みどりら名選手の肖像など様々な面から迫る。観戦ガイドとしても役立つ一冊。

目次

第1章 スケートはどこから来たのか(米国スケーター事情;スポーツの女王 ほか)
第2章 フィギュアスケートを観る(SOIとCOI;プリンスアイスワールドの舞台裏 ほか)
第3章 あるスケーターの肖像(魔力にとりつかれて;スケート・パパ&スケート・ママ ほか)
第4章 メダリストたちは今(世界を驚かせたトリプルアクセル―伊藤みどり;15歳のミリオネア―ミシェル・クワン ほか)
終章 日本フィギュアの未来は(減る一方のリンク;サポート体制の確立を ほか)
フィギュアスケート用語集

著者等紹介

梅田香子[ウメダヨウコ]
1964年生まれ。実践女子短期大学卒。86年、『勝利投手』で文芸賞佳作。現在は米シカゴ在住でスポーツライターとして多方面で活躍

今川知子[イマガワトモコ]
1972年生まれ。甲南女子大学卒。5歳でスケートを始め、95年の全日本選手権で4位。プロ転向後はアイスショーなどに出演、2002年の引退後は、コーチ兼スポーツライターとして活動中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

17
シーズンは過ぎてしまったけれど登録。平成16年出版の本なので、選手のデータは古いものの、それ以降の日本人選手の活躍を裏付ける、層が厚くなっていく歴史がよくわかる内容となっている。私としては、親御さんたちにかかる金銭的な負担と、その期待に応えたいと思いつつも思春期に葛藤したり、練習に苦しんだり・・・といった選手たちの心情の面に共感した。巻末のフィギュアスケート用語集はとても充実しているので、観戦のお供にどうぞ。2013/05/13

ハヤシマ

7
伊藤みどりさんの優勝した、1989年パリ世界選手権はビデオにとって繰り返し見た。あれほど感動的な、圧倒的なジャンプはなかった。負けても、転倒しても、ジャンプのシーンは鳥肌が立った。そんなことを思い出して懐かしかった。この本の書かれた時期は、荒川静香さんがトリノ五輪に行く前の、そして浅田真央も安藤美紀もジュニアの有望選手と紹介されている。ほんの8年前なのに、すごく大昔みたいでびっくりした。2013/06/26

ちよこら

2
読んだー!てるてる家族のことも書いてあって面白かったー!出版が古いので、ひと昔前の選手たちについて書かれており(浅田や安藤がジュニアの時代)、これ、現時点でぜひまた描いて欲しいくらい。 ちなみに、筆者を存じ上げてなくて申し訳ない(^^;;。この方が4位に入った全日本は観てたんだけど、優勝した横谷花絵さんしか覚えてない(^^;;。2017/09/30

ちえ

2
こちらも古い本なので羽生くんは一切出てきません。いかに日本の練習環境が悪いのかよくわかりました。それなのに近年トップクラスの選手がたくさん出ているということは、実は日本人に向いているスポーツなのかも。リンクの運営にはお金がかかって今もどんどん閉鎖されてるみたいだけど、もっと日本人にとって身近なスポーツになるといいな。2014/03/26

ゆずこまめ

2
少し懐かしい名前がたくさん出てきます。まだISUとジャッジを信頼できていた時代・・・スケーター達の練習量のすごさにびっくり。過労死しそうなくらいハードです。みんな偉い。出版当時よりフィギュア人気は上がったと思いますが、今の選手達はいい環境で練習できているんでしょうか。2011/06/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16493
  • ご注意事項

最近チェックした商品