内容説明
二〇〇三年の総選挙で一躍流行語となった「マニフェスト」。新聞やTVニュースは「政権公約」と訳したが、そもそも政権公約なんて実行されたことがあっただろうか―。一見真っ当に見える政治用語も、裏側を覗けば、そこは魑魅魍魎の世界が広がっている。はたして、日本政治の実態とは?「二大政党制」「無党派層」「議員秘書」から、基本中の基本「政治家」「国会」まで、26の政治用語を再定義しつつ、この十年の日本政治の生態を詳らかにする。
目次
教科書にある“基本用語”
世間を騒がす“新語・流行語”
“税金”の別名たち
“死語”の世界
新聞にでてくる“基本用語”
“虚構”の世界
著者等紹介
伊藤惇夫[イトウアツオ]
1948年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒。自民党事務局を経て、94年新進党に移る。以後、太陽党、民政党、民主党の事務局長を歴任。2001年に退任するまで永田町の黒衣歴は三十年に及ぶ。現在は政治アナリスト、明治学院大学・大東文化大学非常勤講師
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