文春新書
発明立国ニッポンの肖像

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166603749
  • NDC分類 507.1
  • Cコード C0295

内容説明

知的財産の重要性が問われる現代、日本は世界をリードする技術開発力を有する。この高い開発力こそが日本近代の礎を築いてきた。「胃腸薬」や「電卓」「電子レンジ」などの日常生活に不可欠な製品から、「東京タワー」「新幹線」といった国家的事業まで、いずれも「メイド・イン・ジャパン」の技術なくしては誕生しえなかったものばかり。本書は、進取の精神に満ち溢れた開発者たちの、成功とそこに至るまでの挫折の秘話を明かすドキュメントである。

目次

第1章 胃腸薬―世界の家庭の常備薬
第2章 ビタミン剤―ビタミンを最初の見つけた日本人
第3章 乾電池―松下幸之助になりそこねた乾電池王
第4章 乳酸菌飲料―不老寿長と初恋の味
第5章 ファクシミリ―昭和天皇電送事件
第6章 テレビアンテナ―世界の屋根に君臨するYAGIアンテナ
第7章 電子レンジ―殺人光線から生まれた夢の調理器
第8章 抗生物質―国産ペニシリン完成せり!
第9章 東京タワー―三百三十三メートルの謎
第10章 新幹線―新幹線誕生物語
第11章 電卓―電子立国ニッポンの原点

著者等紹介

上山明博[ウエヤマアキヒロ]
1955年生まれ。ノンフィクション作家・科学ジャーナリスト。1999年、特許庁工業所有権教育用副読本策定普及委員会委員を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

半日寝太郎

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ネタとしてはよくある本。ただいくつかの発明に関して関係者や親族へ取材している点で貴重かもしれない。2012/04/11

いえのぶ

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明治初期から昭和30年代までの世界に通用する11の発明についてのドキュメント。「進取の精神」は現在に生きる私たちに大きく不足しているものかもしれない。2011/05/29

結城あすか

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文字通りの新規の発明から、欧米の既存の物を独自の技術で再発明したもの、発明というよりは技術の集大成というものまでごっちゃになってて、選択基準がよくわからない本であるのは確かだにょ。多くは国民の常識的な内容だと思うのだけど、最近の日本ではそうでもないのかにょ? どうせなら、もっと縁の下で隠れた技術の発明・発見とかを扱った方が有り難味はあると思うにょ。2004/12/08

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