内容説明
悪徳商法とは、一般の消費者をターゲットに、投網を掛けるように被害者を募る詐欺的商行為を指す。最高(?)の悪徳商法になると、感謝されつつカネを騙しとってしまう。バブル崩壊以降はことに勢いを増し、インターネットや携帯電話を使ったやり口も横行するなど、まさに「悪徳商法は時代を映す鏡」。最近では社会的弱者であるシニアが狙われるケースがめだつ。唯一の対策法は敵の手口を知ること。悪知恵に満ちた騙しのテクニックの全貌をご覧あれ。
目次
悪徳商法の短い歴史
事例編(電話による勧誘(アポイントメント商法)
訪問販売
チラシ・DM商法
路上キャッチ商法
マルチ(マルチまがい)商法・ねずみ講
インターネット商法
悪徳消費者金融(サラ金)・ヤミ金融・クレジット犯罪)
対策編
著者等紹介
大山真人[オオヤママヒト]
1944年山形市生まれ。早稲田大学文学部卒。出版社勤務を経てノンフィクション作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
悪徳商法というのは,何もテレビの中だけにあるものではない.むしろ,自然な形で我々の生活の中に溶け込もうとしている.自分が騙されたことを認めたくなくて2時被害に合う人もいるので,まずは知識を持つことが防衛の第一歩となる.2012/10/30
mari
3
情報としてはかなり古いですね(図書館の本なのでしゃ~ないですが)やはり新書は鮮度が大切^^ 過去に騙された経験もあるので読んでいて悔しさがよみがえったぞ~2011/09/09
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
3
☆×4.5…これはすばらしい本でした。きちんと悪徳商法の手法が網羅されていて、最後のほうには対策法も載っています。しかしながら仕掛ける側もかなり相手の心理を見抜いているな、と感じた瞬間でした。2009/10/21
toshiyuki83
1
20年以上前の出版ながら、その分析や洞察は現代にも通じるものがあり、示唆に富んでいます。 当時の「資格商法」の手法は、現代のWEBデザイナーや動画編集で高収入を謳う広告に形を変えて継承されているように見受けられます。このように、悪徳商法の本質的な手口は時代とともに姿を変えながらも、基本的な構造は変わっていないことがわかります。 特に印象的だったのは「SF商法」の分析です。巧妙な心理操作と緻密な営業手法の解説は、被害を防ぐための知識として有用であり、消費者教育の観点からも重要な示唆を与えてくれます。2024/12/30
oyagonnta
0
春日 2012/03/23
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- 和書
- クラッシュ 角川文庫