文春新書
中国経済 真の実力

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166603121
  • NDC分類 332.22
  • Cコード C0233

内容説明

日本産業の空洞化もデフレもすべて中国経済の驚異的な成長のせいだという、強迫観念にも似た思い込みがある。たしかに中国には低賃金で働く若くて優秀な労働者が大量に存在するし、最近では欧米や日本へ留学したエリートたちが盛んにベンチャー企業を起こしている。そのパワーを軽視することは出来ない。しかし、中国には中国特有の弱点があり、それが重要な産業で日本など先進諸国に追いつけない原因である。日中両国経済がそろって発展する道筋は。

目次

第1章 生産移転
第2章 中国電機産業はなぜ発展する?
第3章 ベンチャー企業群
第4章 自動車産業の壁
第5章 機械、鉄鋼、化学産業の実力
第6章 労働力と政治的要因
第7章 日本企業の強さ

著者等紹介

森谷正規[モリタニマサノリ]
1935年、旧朝鮮生まれ。東京大学工学部卒業。日立造船、野村総合研究所、東京大学先端科学技術研究センター(客員教授)などを経て、放送大学教授。専攻は現代技術論。著書に『日本・中国・韓国産業技術比較』(東洋経済新報社。大平正芳記念賞受賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

86
中国経済の分析を行っています。いまから10年前ほどですがそんなに状況は変わっていないと思います。確かに中国で頭のいい人は多いと思うのですが、日本と比較すると平均的な知的水準ではまだまだ届かないと思います。しかしながら、その底力というものは侮れない気がします。2025年にいま照準を中国は合わせていますがこれからの10年でかなり先行きがわかる気がします。2016/07/22

矢場町

1
この本読んで僕の就活の指針が決まった。 結局水ビジネスに絞った2010/01/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/71168
  • ご注意事項