文春新書
宝塚百年の夢

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166602773
  • NDC分類 775.4
  • Cコード C0273

内容説明

大正初め、小さな湯の町に客を集めるためのアトラクションとして少女歌劇が誕生した。そして八十八年―。いまや花月雪星宙の五組となり、東西二つの大劇場を中心に、海外でもしばしば公演している。レパートリーの幅広さ、ファンの熱心さ―タカラヅカほどユニークな劇団もないだろう。なぜタカラヅカは永年に亘り、大勢の人々の心を掴みえたのか?そしてこれからの課題は?演出家として数々のヒット作を生み、現在は歌劇団を率いる理事長が卒直に胸の中を明かす。

目次

第1幕 宝塚駆けあ史(組長と生徒;小林一三先生のこと ほか)
第2幕 タカラヅカ・ナウ(大震災を越えて;新組・新劇場誕生の舞台裏 ほか)
幕間 演出家の目理事長の思い(『ベルサイユのばら』は三たび咲く;演出家理事長迷走記 ほか)
第3幕 明日への夢(宝塚の専門チャンネル;小林先生の信念を受け継いで ほか)

著者等紹介

植田紳爾[ウエダシンジ]
1933(昭和8)年大阪生まれ。59年早稲田大学文学部卒。翌年宝塚歌劇団に入団。演出家として数々の作品を手掛ける。74年初演の『ベルサイユのばら』(芸術祭優秀賞)、75年『風と共に去りぬ』が大ヒットとなる。他に『白夜わが愛』(79年)『海鳴りにもののふの詩が』(81年・芸術祭優秀賞)『夜明け序曲』(82年・芸術祭大賞)『我が愛は山の彼方に』(84年・芸術祭優秀賞)『戦争と平和』(88年)『紫禁城の落日』(91年)など作品多数。歌劇団外の演出作品も多い。94年宝塚クリエイティブアーツ社長。96年歌劇団理事長、阪急電鉄取締役に就任。紫綬褒章受章。99年阪急電鉄常務。2002年菊田一夫演劇賞特別賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

灰猫

1
演出家・作家からの視点での話が読めるのかなと思いましたが、歴史に始まり、当時の未来への展望、宙組誕生前夜の逸話を楽しく読みました。逸翁の事を終始先生と呼んでいたのが、さすがだなあと思いました。2017/10/20

トミーチェ

0
図書館本。宝塚の演出家・理事長が綴る歴史と現在。阪神大震災や新劇場開場、新事業への思い、宝塚初心者にもわかりやすい背景説明、未来への眼差しなど宝塚愛が溢れてる。しかし不振の時代や、ベルバラブームなどの取り上げがざっくりしてる(また弁護論調も強い)気もする。宝塚歌劇団の歴史入門に手軽な一冊。2016/03/29

真時

0
☆☆

いちはじめ

0
著者は宝塚歌劇団の劇作家、演出家でこの本刊行当時、理事長。そういう内輪の偉い人が書いただけに興味深い話もあるが、あまり悪いことは書いてないのは致し方ないか。2002/10/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/78106
  • ご注意事項

最近チェックした商品