文春新書
海洋危険生物―沖縄の浜辺から

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166602315
  • NDC分類 481.72
  • Cコード C0295

内容説明

青いサンゴ礁、白い砂浜。誰もが訪れてみたいと思う南海のリゾートには、想像もつかない恐ろしい生物が棲む。沖縄を代表する毒蛇ハブの名を冠すハブクラゲ。貝類で世界最強の毒を持つ美しきアンボイナガイ。運動靴も簡単に貫き通す毒棘を背鰭に隠すオニダルマオコゼ。光を認めると矢のように飛び込んでくるダツ。そしてその神経毒が怖いウミヘビ、圧倒的な咬力で襲ってくるサメ―。沖縄の海を楽しむ前に、ぜひ読んでおきたい一冊。

目次

第1章 新たな危険がそこに
第2章 その名もハブクラゲ
第3章 美しき猛毒貝―アンボイナガイ
第4章 光に向かって飛び込む矢―ダツ
第5章 圧倒的な致命傷を負わせるサメ
第6章 食材としての海洋危険生物

著者等紹介

小林照幸[コバヤシテルユキ]
1968年、長野県に生まれる。明治薬科大学在学中の92年に、『毒蛇』で第一回開高健賞奨励賞を受賞。以後、ノンフィクション作家としての活動を続けるいっぽう、信州大学経済学部に編入、2000年3月卒業。99年には、『朱鷺の遺言』で第三〇回大宅壮一ノンフィクション賞を史上最年少受賞した
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ともゑ

6
沖縄の海に棲息する危険な生物について。致死毒系のクラゲやヒトデから物理的に危ないダツ(飛び込んで突き刺してくる)まで…読んだら海で泳ぐのが怖くなる。海は綺麗だけではなくこういう危険があるという事を知らなければならない。実例と対処法の紹介だけでなく生還した海人にインタビューしたり体を張ってクラゲの毒を試してみたり食べてみたりと色々な取り上げ方をしてて飽きずに読めた。2021/01/15

よしあ

2
海に行く予定はないが好奇心から。危険の啓蒙だが、意外に凄惨な事例が。せっかくだから写真がもっと欲しい。 新書というか、(危険生物を食すという項目で)料理店の紹介もあったり、体験記な面も。2022/11/28

takao

2
ふむ2022/09/09

naoto

2
8月にふさわしい?海の怖い話。怪談とは違って、本当の怖い話。海…特に南の温かい海には危険生物が多いんだね。処置法も、あるものは酢をかけて毒棘を抜くが他のものでは酢をかけちゃいけないとか、いろいろ。海でも山でも、自然に入っていく時には、危険情報を充分に知っておかないと。2020/08/24

キングオブ読書

2
ダツ 貫通するとか衝撃すぎ! アンボイナガイ ハブクラゲ スピルバーグのジョーズ ここで由来を知るとは! 危険な海洋生物もいるが、実は食べると高級感が凄かったりするらしい。海鮮丼が食べたいね。 レジャーに危険はついてくる。 これを念頭に置き、事前知識として学ぶことを忘れないようにしよう。2017/05/08

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