内容説明
戦争と革命の世紀といわれた二〇世紀が終わったとき、誰しもが、東西対立からの解放と平和を信じたのではないか。しかし二一世紀は、民族と宗教の衝突ではじまった。そして、その動乱の中心にいるのが一二億人ともいわれるイスラーム教徒たちである。イスラーム原理主義者と呼ばれるグループは、何に対して、なぜ戦うのか。彼らの教えとは、論理とはどのようなものなのか。また、すべてがそこにさかのぼるパレスティナ問題とは何なのか―激動する二一世紀の新秩序の行方を、イスラームの世界地図のなかに探ってみた。
目次
第1章 イスラームの論理と心理
第2章 アッラーの教え
第3章 すべてはパレスティナ問題からはじまった
第4章 湾岸戦争への道
第5章 イスラーム紛争の世界地図
第6章 民族と宗教の衝突
第7章 ハーレム・タブー・犠牲祭
第8章 ベールの下の素顔
イスラームの基礎知識



