文春新書<br> サラブレッド・ビジネス―ラムタラと日本競馬

文春新書
サラブレッド・ビジネス―ラムタラと日本競馬

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600915
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0275

出版社内容情報

JRAの戦略や高額賞金が話題にされがちな日本競馬だが近頃は馬の強さも注目の的。名血の導入は真の競馬大国への近道となるか?

内容説明

金と暇にあかせた貴族たちの究極の遊びとしてイギリスで誕生した近代競馬が、一攫千金も夢ではないビジネスへと変貌するのに時間はかからなかった。どうすれば富と名誉をもたらしてくれる「走る」馬をつくりだせるのか。競馬よりもなおギャンブル性の高いサラブレッド・ビジネスと、それに取り憑かれた人びとの物語。

目次

1 奇跡の名馬
2 サラブレッド・ビジネスの成立
3 ドバイ・マクトゥーム一族の競馬
4 ラムタラを買った日本人
5 日本の競馬とサラブレッド・ビジネス
6 新時代の競馬ビジネス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

futabakouji2

9
ラムタラの産駒がデビューして結果が出る前の本。ラムタラの成績は知っているので、流し読む。びっくりしたのは産駒デビュー前の繁殖牝馬が凄すぎた。ハギノトップレディ、グッバイヘイローなどの名牝が多くいた。これで重賞馬がほとんど出ないのだから、種牡馬としてのラムタラは失敗だなと思えてしまう。2020/03/08

2Tone

5
昔読んだことあるので、再読です。奇跡の馬ラムタラと、この種牡馬を購入した静内の牧場、そしてアラブの大富豪の兄弟達、楽しく読めました。結局、強い産駒はでなかったけど、母父ラムタラで、今も追いかけている状態。でも、小さな牧場で良く40億円ものお金が集まったな〜と、ある意味心意気を感じました。2018/05/19

百木

3
「神の馬」ラムタラが天に召されたというニュースは記憶に新しい。そのラムタラの日本導入という出来事を切り口にサラブレッドビジネスの概況と考察を展開。世界の競馬で中心となっているドバイの王族について中々詳しく書かれているのが海外競馬を知る上でも良かった。種牡馬ラムタラは結果として失敗に終わりますが一応当時から血統、適性等懸念はされていたんですね。まぁ本書にあるように何が成功するのか分からないし成功すれば一発で全てを取り返して余りあるサラブレッドビジネスの世界なのでアレですけど。2014/08/14

Matsumouchakun

2
「サラブレッドは世界を回っている」シェイク・モハメド。種牡馬ラムタラの失敗は競馬関係者にどれ程の絶望を与えたのだろう。2024/04/09

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