文春新書<br> 塾の力―21世紀の子育て

  • ポイントキャンペーン

文春新書
塾の力―21世紀の子育て

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600809
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C0237

出版社内容情報

二〇〇二年からの学校スリム化で塾の果たす役割は大きい。教育界の鬼っ子・学習塾にまつわる常識の嘘を正し塾業界の裏側を明かす

内容説明

長らく教育界の“鬼っ子”として扱われてきた学習塾も、ようやく文部省に認知されることになった。一方で2002年から、完全週五日制の導入と教科内容の大幅削減を目指した「学校スリム化」時代に突入する。この“教育ビッグバン”を前に、塾では何を学び、どんな塾を選べばいいのか。塾教師歴二十五年の著者による懇切丁寧な解答が、来世紀の子育てに果たす塾の侮りがたいパワーを指し示す。

目次

プロローグ チェックテストで親と子についてよく知ろう
第1章 現代の子どもと親に関する講座
第2章 学力に関する教育講座
第3章 学習塾に関する教育講座
第4章 学力を伸ばす実践講座―学校の授業・塾の授業をフルに生かす学習法
エピローグ 21世紀の子育てを考える講座

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キングオブ読書

1
学校は物事が成り立つ理由を含めて勉強する。塾は問題を解くためのテクニックを勉強する。 両者の良い点を上手に活用し、学力の向上を図るべきである。 この図式は現在も変わらないのではないか。 子供の教育は小学生までに、自発的に豊かな発想で取り組める力を身につけさせたい。 試験の点数のため、ブランドとしての高学歴は現代社会において大きな価値はない。 総合的に学力を伸ばし、社会問題に対応できる力をつけ、実践させることを重視すべき。 親の子供への接し方も教育の要素として大切。2017/05/04

eco

0
(将来の子供の?)塾選びにおいて、大いに参考になる本だった。また学校教員として、塾との関係性のあり方、塾の存在意義の再確認ができた。いずれにしても、子供の好奇心を喚起し、自分からさらに深く学んでいきたいと思わせることのできる授業とはどのようなものかを追求することが教える側の責務。あれもこれも教え込まなくても、子供のきっかけさえ作ってあげられれば彼らは自ら学ぶ。きっかけ作りが何より大事。授業の仕方に正解はない。終わることのない工夫。やりがいはある。2016/03/07

0
箸にも棒にもかからない2020/11/08

鵜殿篤

0
ちょうど20年も前の本で、さすがに各種情報は古くなっている。が、「答え合わせ」として読むと、なかなか感慨深いかもしれない。というのは、著者は「学校から合校へ」や「学校スリム化」の政策に関わっており、本書も文科省(当時は文部省)の主張と同じ方向を見ているからだ。その視点から描かれた未来予想図がどの程度当たっているかという関心をもって読むと、そこそこおもしろい。2019/07/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/260115
  • ご注意事項