出版社内容情報
犬猫の死に、精神科医のもとに通うほどの対象喪失反応を示す飼い主が急増している。日本人のペット観の底流を探る気鋭のルポルタージュ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
18
時を経ても何等改善されていないのだなあと思いました。犬がペットとして変われたのが最近だったのが意外でした。2024/06/16
くろほ
7
12年前に出版された本で、主に法律の点で現在とは異なる。しかし、ペットロスの周知度の低さや生後間もない犬猫の店頭販売など、社会状況についての記述は今にそのまま当てはまる。悲しいほど。不幸な犬猫や飼い主を減らすためにも、まずは自分がペットの正しい知識を身につけたい。それと、ペットに関する新書って少ない気がする。もっと出版して、社会全体の認識を高めてほしいと思う。2011/02/12
moe
2
1999年発行。20年前ということもあるが保護団体についての記述がほとんど触れられていません。ペットはペットショップやブリーダから購入するものだったことがわかります。たくさんの殺処分になる犬、猫の問題は当時から変わっていないことが残念です。2019/12/14
縞猫
2
平成17年の法律改正前の話なので、現在と違うところもあるが、全体としてみると、改正前後で抱えている問題が変わらないことがわかる。2011/02/08
もっさん
2
★★★★☆ 現代人の特徴なのかわかりませんが、ペットに対する愛情も2極化に走っている傾向があるようです。ペットへの愛情が大きすぎたためにペットを失うことが自殺の要因の一つになってしまう人がいる一方で、愛情が無さすぎるためペットを「モノ」として扱い「手に負えなくなった」「面倒を見切れない」「吠える」等の理由で簡単にペットを保健所へ持って行き殺処分させる飼い主。ペットと飼い主の両方が幸せな社会が望まれます。2010/03/13
-
- 和書
- トリノコシティ