出版社内容情報
宇宙は今や、情報通信、金融と並ぶ国際経済戦争、国際政治の場である。米、ロ、ECのはざまで、日本の技術はどこまで闘えるのか?
内容説明
宇宙は今や、衛星打ち上げをめぐる巨大ビジネスの場である。戦後日本は憲法九条、および軍事利用を怖れるアメリカの思惑により、開発研究を著しく阻害されて来たが、それにもめげず独自に衛星打ち上げ技術を獲得するまでになった。“軍需”を巧みに避けつつ、技術者たちはいかに宇宙“産業”化への道を拓いてきたか。もう一つの「スターウォーズ」と日本の実力―。
目次
制約(衆議院決議;宇宙のパックス・アメリカーナ)
軍需と民需―打ち上げのシーケンス
情報収集衛星
宇宙ステーション計画の国際政治学
H‐2A、J‐2は何をめざすか