文春新書<br> アメリカ絵画の本質

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文春新書
アメリカ絵画の本質

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  • サイズ 新書判/ページ数 261p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600205
  • NDC分類 723.53
  • Cコード C0271

出版社内容情報

フォーク・アートの世界にこそ、アメリカ人の血肉と化した表現スタイルがある。アメリカ的特色を持つ27人の画家とその作品を語る

内容説明

実験国家として建国されたアメリカ。美術の分野でアメリカが際立って欧州や東洋と違う点はフォークアートの世界である。民芸品的なものを超えた面白さ、表現力の奇抜さ、層の厚さ。フォークアートの分野こそ、植民地以来、今日に至るアメリカ人の血肉と化した表現スタイルである。アメリカ的特色を持つ二十七人の画家とその作品を通して、アメリカとは、アメリカ人とは何かを考える。

目次

プリマス・ロックに上陸するピルグリムスたち―ピーター・ロサメル
エリザベス・フリーク夫人と幼女メアリー―フリーク・リムナー
エリーザー・ティング像―ジョン・S・コプリー
我が博物館の自画像―チャールズ・W・ピール
エンマ・ヴァン・ネイム像―ジョシュア・ジョンソン
ワイルド・ターキー―ジョン・J・オーデュボン
ハリエット・リーヴェンス像―アンミ・フィリップス
国会・旧下院議場―サミュエル・F・B・モース
平和の楽園―エドワード・ヒックス
帝国の完成―トーマス・コール〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rosie

0
アメリカらしさといったものが垣間見れた気がする。リムナーやフォーク・アートの作品も取り上げられているので、興味が広がった。2012/07/05

サトル

0
1920年代から始まるアメリカン・シーン絵画からの流れが知りたくて、ジョージ・ベローズの章から読んだが、60年代モダンアートまでの変遷を一気に俯瞰して見ることが出来た。当時の若い画家たちがジャーナリストの眼でアメリカ社会の現実を捉えていたのが実にアメリカらしいと語っていたが、それはまさしく敬愛するエドワード・ホッパーの画業そのものに滲んでいるということを改めて思い知らされた気がする。ジョージ・トゥッカーの描く「地下鉄」も衝撃的だったが、アートは乗り越えて行かなければならないテーマをいつの時代も抱えている。2019/03/29

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