文春新書<br> 種田山頭火の死生―ほろほろほろびゆく

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文春新書
種田山頭火の死生―ほろほろほろびゆく

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  • サイズ 新書判/ページ数 182p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166600083
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0292

出版社内容情報

なぜ彼の句が現代人の心を揺さぶるのか。何が彼をして泥酔と流転に追いたてたのか。漂泊の俳人の生涯と苦悩を描く異色の山頭火像

内容説明

酒に溺れ、家を捨て、全国を行乞した俳人山頭火。歿後六十年、その句はますます多くの共感を得ている。旅から旅への人生。しかし彼は単なる漂泊の自由人だったのか?否。幼い日に見た父の放蕩、母の自裁、家産の瓦解…。自分をとりまくすべてが滅びゆくとの強迫観念にさいなまれ、出口を求めつづけた神経症者の必死の吐露が彼の句だった。永年山頭火を“心の友”としてきたアジア経済論の第一人者が、その生涯と内面の苦悩に肉迫する。

目次

酒よ
報恩寺
唄さびしき
土に喰ひいる
崩落
この旅、果てもない
放哉の春
執着
おもひおくことはない
ほほけたんぽぽ
おろかな秋ぞ
雲へ歩む

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