内容説明
各界の第一人者60人と縦横に語り合った司馬対談の集大成全5巻。
目次
日本文化の特異性(日本人と日本文化(ドナルド・キーン)
世界のなかの日本(ドナルド・キーン)
アメリカからきた日本美の守り手と(アレックス・カー))
日本民族の習性(日本人とリアリズム(山本七平)
ノモンハン、天皇、そして日本人(アルヴィン・D・クックス)
日本人と軍隊と天皇(大岡昇平)
「敗戦体験」から遺すべきもの(鶴見俊輔)
日本人の狂と死(鶴見俊輔))
日本社会の変質(日本の土地と農民について(野坂昭如)
現代資本主義を掘り崩す土地問題(松下幸之助)
土地は公有にすべきもの(ぬやま・ひろし)
日本人への遺言(田中直毅))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
37
様々な角度から日本文明を眺めるのが新鮮でした。自分の見方と異なる見方に触れることで、新たな文明が刻まれた気がします。2022/05/05
アンゴ
0
★★★★☆ドナルド・キーンとの対話『日本人と日本文化』を読みたくて手に取る。司馬氏は思考の中に決めつけているところがあり、自分の求める結論に紐づく因果関係を話す傾向があるのに対して、キーン氏はあらゆる現象から導かれる判断を語り、司馬氏に反論するのが小気味よい。日本人の司馬氏や我々と異なる視点から切り込んでくる。忠孝を重んじる日本人に親子の対立などなぜ裏切りが多いのか。異文化との比較で日本人と日本文化を浮き上がらせるキーン氏の鋭さに日本人の物書きでしかない司馬氏が色褪せて見えた。2021/01/30
-
- 電子書籍
- 日本史を疑え 文春新書
-
- 電子書籍
- 突然パパになった最強ドラゴンの子育て日…