出版社内容情報
80周年記念出版 清冽な、おどろきにみちた文学世界!
ひとがよく生きるとは、そして英気とは、矜恃とは——。中国古代という無辺の天地におりなす壮大な人間劇。待望の第一回配本である
担当編集者より
待望の全集、いよいよ第一回配本です。中国古代という無辺の地を舞台に、ひとがよく生きるとは何か、英気、そして人間の矜恃とは何なのかをふかく問いかける、そんな歴史文学は久しくなかったものです。その文章は一語一語清冽でうつくしく、読むひとを晴朗にし元気づけるちからがある。この作家の登場が奇蹟とさえよばれるゆえんでしょう。本巻は単行本未収載作品をふくむ短篇小説十六篇。宮城谷文学の源泉をたずねるとすれば、まずこの巻から。(MK)
内容説明
ひとがよく生きるとは、英気とは、矜恃とは。無辺の天地におりなす壮大な人間劇。清冽なおどろきにみちた、歴史文学の世界。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんか
3
全集、この巻は短編作集。既読作品もあったか全て読む。作者の作品はどれも爽やかで品があり一字一句にまで細やかに配慮して書かれていると思っていたが、インタビューを読んで納得。良作揃いです。2015/01/22
牛乳
0
聞いたことがない2字熟語をちりばめた小説集。だけではない。こんなことをしたから栄達したんだよ、とか、こんなことをしたから滅んだんだよ、とか。歴史をわかりやすく小説にしている。英雄は悪事を行っていない、わけではないこともわかる。2015/10/22
DualBlueMoon
0
いろいろな作品にちょいちょい絡んでおもしろい。2013/10/18
シシン
0
再読。宋門の雨がまだ文庫で発売されてなかったので、読んでみたいと思って購入。一度読んでそれきりになってしまってた。 宋門の雨は墨子と公輸子の話。楚王の前で模擬戦言ったことを実践する墨子はほかの思想とはまた別の凄みを感じる 結局全集で買ったのはこの一冊だけ。2013/04/21
3830
0
再読 2021/12/29