出版社内容情報
少年時からの憧憬の地モンゴルへの思い『草原の記』。敗戦の痛念から新国家建設に邁進した健康な時代を照射する『「明治」という国家』
内容説明
少年期からの夢想の地モンゴルの沙漠とそこに生きる人々への熱き想い『草原の記』、現代が喪失したものを初心から探る『「明治」という国家』など、全4編を収録。
目次
草原の記
「明治」という国家
十六の話
歴史の舞台(抄)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
13
【図書館】【速読】:司馬さんの考える世界史や日本史についてこれほどまでも深く掘りさげられる人物がまた現れてくれると嬉しいなと思ったけど。彼ほどの著作意欲と勤勉さから考えると。作家と言う職業は、彼にとって天職だったんだろうなと思った2025/05/11
しおつう
1
司馬遼太郎はモンゴル語学科出身であるためかモンゴルについての記述が多い。その他も著作を読み重ねる毎に重複する内容も多いが逆にその重複事項が記憶にインプットされ、雑談の際にふと思い出せるのがありがたい。2012/12/29
かなた
1
満を持して司馬遼太郎。『草原の記』のみ。図書館から。文庫版手元に欲しい。2012/06/26
アンディ・ワイス
0
司馬さんのような人はもういない。モンゴル語を学び、軍隊で満州へ行き、東大阪に居を構えて、万巻の書を読んで文明を考えるという人はもういないし、出てこないだろう。すなわち突っ込んだ国家戦略を考える基礎がなくなったということだろうか。2025/04/27
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- 和書
- にっぽん心中考 文春文庫