出版社内容情報
漂着した女真の王女と「韃靼」へ渡り、満州武士団の一員として明から清への王朝交代に立ち会った肥前松浦藩士、庄助の数奇な生涯
内容説明
漂着した女真の王女を送って「韃靼」の地へ船出した平戸藩士・桂庄助は、満洲武士団の一員として明から清への王朝交代に立ち会う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
13
【図書館】【速読】:面白かった。2025/07/08
Yuna Ioki☆
13
2049-269-42 文字が小さい上に2段組で約600ページは長かった💦 漢民族の明朝から女真族の清朝へ入れ替わる中国で闘いに巻き込まれたり、鎖国の影響で帰国できなくなったりと翻弄されつつも生き抜いた庄助の生涯は厳しいものながらも、なんとか帰国しアビアと一緒にいられたことは幸せだったんだろうな。仕方がなかったとしてもこの時代に棄民された人たちは辛い思いをしたんだろうな。2021/10/15
fseigojp
6
大変面白かった 明から清への移行期を活写2025/11/06
まりか
2
途中で挫折するつもりで借りたけど、ぐいぐい読めた。浅田次郎の小説で興味もったけど、やっぱり北方の騎馬民族はかっこいいなぁ。かたい話かと思ったら、恋愛模様が少女漫画チック。バートラが男前過ぎるのに、アビアは庄助一筋で、良い女だな…。比喩が多い。「搗きぞこねの水っぽい餅のようにとりとめのない男」って。どれも時代背景に合うように考えられてて、知らず知らず物語の空気になじんでいく。なるほどね〜。2021/09/22
Kiyoko
1
正に疾風が如く、爽快でそれでいて丁寧で濃い内容だった。オススメです。2012/12/29




