出版社内容情報
明治維新は成った。が、その内部には様々な不満が渦巻いていた。征韓論を発火点として国の存亡を賭けた抗争が勃発する。西南戦争を雄大なスケールで描いた大長篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
16
【図書館】【速読】【再読】:明治初期の人物が織りなす人間ドラマに心動かされられる。西郷隆盛と大久保利通の西南戦争を描いた話で、司馬さん独自の視点で精神分析しているところが妙を得て面白い。2024/10/24
てり
1
征韓派の下野まで。多くの登場人物とそれを肉付けする描写の数々。征韓論をめぐる攻防。自分の感覚では、なぜ西郷がこれほど征韓論にこだわったのかいまいちピンと来なかった。(2)へ続く。2020/08/29
おかだ
1
翔ぶが如く一。ようやく読了(笑)明治の流れがいまいち頭に入ってないので、理解するのに時間がかかってしまった´`でも頑張って読めば面白い←2008/12/18
seychi
0
征韓論から西郷下野まで。この辺りの歴史は弱いので勉強にはなるが長い物語の前半でもあるせいか登場人物のキャラクター付けの話が多くやや冗長のきらいが。史実だけを学びたい人には少し不向きか。2013/03/09
アンディ・ワイス
0
以前にも読んでいるが、再読しても面白い。タイトルからするといかにも西郷隆盛の青春物語(流行小説家が書いた大河用小説)のようにも思えるのだが、実際は維新後の明治政府の苦悩を西郷を中心にして描いているもの。西郷の精神分析が実に面白い。本人にあったわけでもないのに、そういうことができるというのは司馬遼太郎の真骨頂。桐野利秋の人物像にも魅了される。2021/11/27
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