出版社内容情報
坂の上の雲(二)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
17
【図書館】【速読】:司馬さんの捉えた歴史物語。司馬さんの優しさと細やかさや心遣いが配慮された面白い小説だった。又斬新的な作風も好感が持てた。2024/06/24
たつや
4
久し振りに再読したが、生々しい緻密な描写に流石、司馬遼󠄁太郎!と、唸る。果たして乃木は無能だったのか?今日のロシア戦を傍から見て胸が痛い。あと一冊。2023/09/22
湯一郎(ゆいちろ)
4
長かった。『坂の上の雲』は全集なら3冊分で、これはその真ん中なんだけど、前巻は長い長いと思いつつも10日程度で読み終えたのに、これはてんでダメだった。丸丸3週間かかった。戦争の描写がかなり細かくて、さらにその背景描写と余談が多く、今ひとつのめり込めなかった。それとやはり乃木将軍が無能扱いされているのはキツイ。さらにステッセル将軍もイマイチ扱いなので、水師営の会見も感動できない。しかしいろいろ勉強にはなる。いつか読みなおしてもいいかもしれない。2018/09/29
デルタアイ
3
国力を総動員して五分五分、作戦を持って四分六に持っていきたいと願った対露戦 実情は露側の不備と腐敗からたまたま勝ちを拾ったというにすぎないのだから驚き この時代には本当傑物が多いが 乃木神話にグサグサとメスを入れていく本章はどこまで裏付けがとれてるのだろうか ☆9.02024/01/07
ケン
2
日露戦争から先の大戦へと繋がる点が垣間見られる気がする本書でした。旅順の悲劇には涙溢れ、その犠牲が何の反省も生まなかったのが残念です。2022/02/06