出版社内容情報
風神の門 他六篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岩間 宗達
1
読了。司馬先生が「忍者」に対して如何に強い想いを持たれていたか分かる内容。また、モンゴルやヨーロッパにまで幅広く短編が続く。2024/09/05
てらさか
1
風呂場で出会ったいい匂いのする女を探す話かと思ったら、どうやらそうでもなかった。女との絡みがあって読んでいて面白かった。才蔵がいい男なので…。「この男には珍しい」が2,3回くらいあった。それと「忍者が刀を持つと体格に影響するから術に特化しているのである」という話はとても納得。勉強になりました。2024/06/14
ゆう
1
風神の門は、真田十勇士の話かと思いきや霧隠才蔵が主役となって書かれています。甲賀の忍者と伊賀の忍者が対照的に書かれていて、面白かったです。 そのほかは、忍者にまつわる短編で、漫画の世界の忍者しか想像できないなかった私には、リアルな忍者の姿を見れた気分です。2013/09/20
ちゃこ
1
【収録作品(初出誌)】 長編 1編 「風神の門」(S36年6月〜S37年4月) 短編 6編 「最後の伊賀者」(S35年7月) 「飛び加藤」(S36年6月) 「果心居士の幻術」(S36年3月) 「伊賀の四鬼」(S36年11月) 「戈壁の匈奴」(S32年5月) 「兜率天の巡礼」(S32年12月) 司馬先生の忍者ものを中心とした長編と短編収録。久々に司馬作品が読みたくなり手に取ったが、やはり面白い!各話の感想はコメント欄。2013/07/10
ガオ
0
〇 風神の門は、霧隠才三を主人公にした長編ですが、派手な忍者活劇はなく、家康暗殺失敗や大坂の陣は、さらりと触れるだけで、霧隠才三が、女に振り回されながら、大阪方に着方する経緯を面白く書かれています。 他の短編集のうち、チンギス・ハーンを主人公にした短編は、チンギス・ハーンが西夏征服にこだわる理由や文化が劣る民族の習性を興味深く書かれています。2020/01/28
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