出版社内容情報
明治三十七年五月、金州陥落で遼東半島は分断され旅順口は文字通り孤立する。いよいよ旅順総攻撃開始。乃木指令官の第三軍である
内容説明
乃木希典の旅順第一回総攻撃挫折、その間、北方の遼陽でロシヤ軍勢力が急増強。兵・弾薬不足をおして、満州軍総司令官、大山巌元帥は北進を決意する。
目次
第三次閉塞作戦
ユダヤ資本
金州城
乃木将軍起つ
沖ノ島沖
黄海海戦
旅順口総攻撃前夜
第一回総攻撃第一日
第一回総攻撃第二日
第一回総攻撃第三日
第一回総攻撃の挫折
遼陽の戦い
弓張岑の夜襲
露軍遼陽への退却
首山攻略
露軍遼陽を放棄
遼陽陥落
第二回攻撃前夜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フンフン
6
司馬書では旅順攻撃の乃木大将の愚将ぶりがきわだつが、日本側死傷者の数は、遼陽会戦も旅順第1回総攻撃に匹敵するのだ。遼陽みたいに逃げ場があったらロシア軍はもっと早く撤退していたに違いない。しかも、旅順の東北正面からの攻撃を指示したのは満州軍自身であり、児玉総参謀長が203高地に攻撃目標を転換するよう言い出したのはずいぶんあとのことだった。ロシア側の記録からは、東北正面の損害が旅順要塞に立てこもる将兵に激しい恐怖を与え、早期開城に踏み切らせる要因だったことがわかる。2024/06/30
勝浩1958
3
人を人と思わなければ、戦争なんてできはしない。なんと多くの兵が無駄死にしたことか。この後も死が積み重ねられるのだ。2021/03/29
Mr.deep
1
日露両軍ともになんだこのグデグデっぷりは2019/04/11
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