出版社内容情報
古代の曙から動乱の幕末まで──史上の人物・事件二百項目を斯界の二百人が珠玉の書き下しエッセイで綴った興趣溢れる日本の歴史
内容説明
史実の裏の人間模様、滋味あふれる文章、深い学識に支えられたユニークな発想―。豪華執筆陣による歴史エッセイの醍醐味、ここにあり。
目次
「うつけ者」と「サル」、群雄を制す(応仁の乱;動乱の世の連歌のこころ;お城つくりの土木技術;悲劇の女性・日野富子 ほか)
徳川300年の布石(決戦・関ヶ原―家康の計算、三成の計算;石田三成、日本的ビッグ・プロジェクトを創始した小物;小西行長・面従腹背の人生;徳川家康出自の謎 ほか)
「元禄花見踊り」の時代(犬公方綱吉を精神分析する;俳聖・松尾芭蕉の虚実;江戸バブルの華・紀国屋文左衛門;紅白忠臣蔵 ほか)
憂国の志士、奔る(やけくその平八郎;江戸にペンペン草を生やせ―水野忠邦と天保の改革;ジョン万次郎と捕鯨;北斎の一筆画譜 ほか)