出版社内容情報
ガリレオシリーズ、待望の最新長編!
内海薫が刺された。
犯人は70歳ほどの老人。飛び降り自殺を図るも失敗し、
取り調べには黙秘を貫く。
やがて内海に恨みを抱く若い娘が捜査線上に浮かぶが、
老人との関係は不明。それどころか、内海への本当の復讐はこれからだった。
彼女が迫った「究極の選択」とは一体――。
一方、湯川と草薙は、老人の“ある持ち物”を手掛かりに、
「忘れてはいけない謎」の扉を開く。
シリーズ最新、最高峰の謎がいま明かされる。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
94
東野圭吾著書60冊+目(正確な読了数は不明)。発刊2日後に図書室で借り、昨晩遅くに読了。まず、気になるのが先月死去の東野圭吾の遺作と記載がないこと。いずれにしろ、相変わらずの読み易い筆致で没入感を誘う。最後の最後まで東野圭吾だった。しかも、20年程前に読了した「容疑者Xの献身」を繋げてくるとは。詳細はうろ覚えだが、国民的作家だから出来ること。多くの読者がいるからこそ可能なんだよな。一点だけ。父から性被害を受け、その父を殺害し刑務所で自殺した母を持つ藤村沙穂が内村薫に恨みを抱いた動機が若干弱いような。2026/08/09
モトラッド
73
《追悼》★★★★★本作品は、読者からのタイトル募集企画で、優秀賞に輝いたタイトルで執筆された、書下ろし小説とのこと。あの小説の、あの事件の、あの人物につながっていたなんて… 涙、涙です… 東野圭吾さん、ほんとうにありがとうございました。先生のことは、一生忘れません。心よりご冥福をお祈り致します。2026/08/09
tokko
71
「これ以上読むな、最後の新作なんだから味わって読め」「先が気になってしょうがないんだったら、早く読め」という矛盾する心の声を聞きながら、結局3日で読み終えました。その辺りが相反する葛藤の声の妥協点だったみたいです。ちょうど僕が就職したころにこのシリーズが始まって、気がつけば30年近く続いていたわけですね。本当に長い間楽しませていただきました。東野先生、ありがとうございました。2026/08/07
花ママ
68
ラストのガリレオ。内海さんが刺されるという不穏な出来事で始まるが、湯川を始め草薙、岸谷と久しぶりのメンバーたちが着々と事件の真相に迫っていく。みんな偉くなっていたし、えっ、いつ結婚していたのと驚いたり。まあこのシリーズでは、家族の話は必要なかったなぁと。第一部でほぼ事件は解決したのに、第二部では何が 語られるのかと。〈アッ〉と驚くと同時に涙腺崩壊!東野さんはご自身の体の具合をよく解っていらしたんだと。見事な幕引き。面白いから読んでと、中学生にもバンバン薦めてきました。長い間、本当にありがとうございました。2026/08/08
nobby
65
追悼・東野さん。物語全般に哀しさ漂うのは遺作故かな…湯川の物理トリック見出すガリレオぶりと人情モード覚醒は健在。それと同時に草薙とともに終着に向けた言動を見せる様は、自らの最期を覚悟した作家魂の表れなのか…内海が刺されたという衝撃を導いたのもまた彼女が重ねた年月。それらまさに各々が「履歴る(たどる)」人生。そして迎える第二部「終活る(ふりかえる)」で、もしかしてと思い浮かべた事柄への帰結はお見事!ああ、やっぱり二人にとって大きな忘れ物だったのか...そのメッセージ受け止めた今、もう言葉通り彼等とはお別れ…2026/08/10




